感想日記

演劇とかの感想を感情的に書きなぐってます。

Small Island『スモール・アイランド』

2020/06/14、2020/06/20
シネ・リーブル池袋Youtube
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(画像はほぼ公式Twitter@NationalTheatreより)




例によって感想をまとめる時間が無い笑。
『英国万歳!』も全然出来てない...。
ごめん、マイクロフト。夏に頑張るね。
単位の方が大事なのでできる範囲でやります。
どうせ帰省すればやること無くなるので、
8、9月に出来なかった分は書こう...。

でも『スモール・アイランド』だけは
今書かないとダメかなあ、と
何となく思ったので書きます。
まだギリギリ時間もあるし( ¯꒳¯ )
今日はレポート1個終わったしね!!!

あ、あとこれ映画もあるんですね。
今度観てみたいと思います。
俳優さんがジャマイカ訛りに挑戦されてる...
らしいです。はい。ね。うん。
訛りがハッキリわかるかはわかりませんが。
(私の英語力的に)
でも今回の舞台の方は結構わかるかな。
あれがジャマイカ訛りなのかはわかんないですが
語尾があがって、ちょっと歌うような感じで
なんか可愛い発音だな、と思いました。
ガチのイギリス英語よりは柔らかい感じです。
母音の発音も結構特徴あった気がします。
Aの感じとか可愛かった気が...する...確か。
その発音のせいでホーテンスの言ったことが
クイー二ーに伝わらなかったり、反対に
イギリスの慣用句がホーテンスに伝わらなかったり...
なんてシーンも少しありました。
まあクイー二ーもかなり訛った英語ですが...
どこだろう...労働者階級っぽいのは確かですね。
コックニー?に近いのかな...H音よく抜けてたし。
まあいっか。よくわかんないです笑。
聞いてて耳が面白いのは面白いです。
そう考えると、クイー二ーの夫のバーナードは
割と綺麗めな英語話してますね。
映画版だとベネディクト・カンバーバッチ
やってるはず...わあ、すっごくイヤミ笑笑笑。
(褒めてます、褒めてますから!)
バーナードは黒人差別的な感情を
どう頑張っても払拭できない
(けど変わろうと努力はする)
なんともいえないしょうもないインテリなので
ポッシュな発音めっちゃ似合うと思います。
ところで映画版のホーテンスって、もしかして
フランケンシュタイン』のエリザベス役の方?
ナオミ・ハリスさん?当たってる?
イギリスのやつばっか観てると、
どこかで絶対ニアミスしてくるので、
ちょっと混乱です。
どっちにしろ喧嘩してるからいっか...。(おい)

ちょっと話が逸れました。戻します笑。
...てか逸れたついでに、
ウォーク・オブ・フェイムのニュース!
おめでとうでいいのか分からないけど、
おめでとうございましたカンバーバッチ
イミテーション・ゲーム』で
英映画・舞台に私を引きずり込んだ罪は重いので、
どうぞこれからも色んな作品に出られてください。
舞台もよろしく。頑張れNTLive。期待してる。
なんならSHERLOCKの続きでもいいよ。
あのキャストのスケジュールが
押さえられるならね!!
やってみろよ( º дº)<ゴルァァァァ(謎の喧嘩腰)

....すいません、ほんとすいません、戻します。
話の内容としてはちょっとブログでは
扱いきれないくらいヘビーです。
ある意味タイミングがバッチリすぎて怖い。

"My skin is the color of warm honey."
(私の肌は温かなはちみつ色)
"The skin is a golden life."
(その肌は輝く生命、人生)

個人的にはこのセリフに大賛成で
色の濃い肌って凄く綺麗だと思うんですが...。
(ホーテンスは黒人の方って言うより、
ちょっと褐色っぽい感じもします。綺麗な色)
そのためにこんなに迫害を受けるってのが、
舞台を通すと自分事みたいに実感されて、
"白人も黒人も美男美女ぞろいでええやん"
みたいに差別の問題に無関心じゃダメだな...、
と、少しだけだけど実感しました。
ホーテンス役の俳優さんの肌の色が
ほんとに綺麗な、なんともいえない
光るような肌だったので...。
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エネルギッシュでちょっと意地っ張りの頑固で、
でもめっちゃ可愛らしいホーテンスに
ピッタリだなあ、と思いました。

最初、観客に語りかけるように、
ホーテンスがジョーク混じりに話すので、
必然的に観客はホーテンス目線で観だします。
育てのお母さんに叩かれた時に、
観客の方がハッっと息を飲む音が
聞こえると思うんですが、
開始15分かそこらでここまで引き込まれるとは...。
ホーテンスをそこまで近く感じているし、
出てくる人物全員どこかで愛嬌があって、
観ててほっこりしてくる人ばっかの中で、
後半は怒涛のように差別の嵐なので、
ちょっと観てるこっちがブチ切れたいレベルで
腹が立ってきます。まじでムカつく。
バーナードが差別感情を顕にした時....

"You could have chosen white lodgers."
(せめて家を貸すなら白人にしてくれよ)

とかなんとか、後半で言った時なんか、
観客総出のブーイングレベルでしたから...。
バーナードは悪い奴ではないんですけどね...。
こういう時演劇って凄いなあと思います。
価値観ひっくり返されますよね。強制的に。
体験型芸術の強みは、こういう時こそ
生かされるような気もします。

なかなか下ネタとか、面白い演出...、
例えば、奈落のギャグっぽい利用とか、
(クイー二ーのおばさんの死んだ後の退場が
奈落からだったんだけど、チーンッ♪って音と
一緒だったのでどう頑張っても笑っちゃいました)
なんかとってもリアルな豚の解体シーンとか、
(内臓持って迫ってこないで、怖すぎる!
あと謎すぎるくらいリアル。美術さん謎の拘り)
どう考えても悪意しかない(笑)恋愛映画の利用とか、
("Kiss me"って映画ではキスしてるのに、
それ見てるクイー二ーにキス出来ない
ヘタレすぎるバーナードとか)
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セリフの掛け合い自体も笑っちゃうものが多くて、
物語の進行的には
結構サラッと観られてしまうんですが、
笑って片付けられない問題だらけです。

あ、あと演出で忘れちゃいけないのが、
なんと言っても音楽です。
『リーマン・トリロジー』の時も、
壮大な物語をテンポよく進めるために、
音楽がものっすごく役割がデカかったんですが、
今回もそんな感じ。
まあ、4人の人の半生を
ひとつの劇に纏めあげるので、壮大になるのは
何となくわかったんですが、
多分音楽なかったら崩壊してるぞこれ。
ジャマイカの伝統的な音楽も多かったし、
映画音楽を意識したみたいな弦楽多めの、
壮大な音楽とかバラエティに富んでました。
シーンごとにピッタリでかっこよかったです。

とくにジャマイカのシーンの暖かな照明の中で、
流れる南国風の軽やかな音楽は、
ほんとにいいなあ、と思いました。
照明と相まってなんかジャマイカの熱気、
みたいなものが心地よく感じられました。
それにしてもダンスシーン人が多い!
40人ぐらいいそうに見えます。金かかってる。

あ、映画風といえば、
後半はセットの色味とかも抑え気味で、
当時の白黒映画みたいな印象もありました。

他に好きだったのは、嵐の爆音と不安感を
白黒の映像と音響の組み合わせで、
ダイナミックに表していたことと、
ACT1の終わりに船がイングランドに出る時、
船の帆を下ろしたみたいな白い膜に、
船の映像を映したところかなあ...。
「うわ、まじ船だ!」ってなりました。
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(エンパイア・ウィンドラッシュ号ですね)
その後ホーテンスが少し不安げな顔で
目を閉じたまま暗転するのも、
信じて送り出したギルバートに対する
期待と不安が感じられて辛いです。
"イングランドに絶対行ってやる!"っていう、
決意と、"大丈夫かな..."っていう、
真っ暗になりそうな不安な気持ちが、
すごく伝わってきました。
それにしても...ドレスが可愛い...。
ホーテンスが着てる服全部好きです。まじキュート。
ACT2のスケルトンじみた家のセットも
スタイリッシュでカッコイイ...。
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お金かけるべきところ分かってる...流石...。
結構隙間はあるんですが、考えられての配置なので
むしろ怪しげな路地裏の雰囲気とか、
ギスギスしてる人々の心の様子とか、
雑多な駅の雰囲気とかも出て面白い。
ストラットフォードフェスティバルの
『ジョン王』がね...ちょっと...。
セットがあまりに簡素すぎる上に、
それを埋める熱量が感じられなくて...
ギブアップしたので、嬉しいです。
家で観るならこのぐらい派手な方が
やっぱり集中できて楽しい。

...それにしても、またまた尿瓶です。
(まあ正確には違うけど用途的に)
『英国万歳!』でも尿瓶の乾杯がでてくるのに、
『スモール・アイランド』でも尿瓶...
まさか『夏の夜の夢』でも出てきたりしないよね...?
...もう尿瓶はたくさんだよNTLive...
(多分レアティーズに怒られる。ごめんオフィーリア)
でもごめんホーテンス。めっちゃ笑った。
まじでごめん。腹がよじれた。
ギルバートが尿瓶をシンクに突っ込んだ時の、

"What did you just do!?"
(な、に、を、やってる訳!?)

の"What"のタメ方と顔が最高すぎて。
もうホーテンス大好き。
そして私も潔癖症なので全力で貴方をを擁護します。
(私が日本から出られないのは、
潔癖症が大きな理由です。つらたん。)

社会派すぎる演劇も、このぐらい
笑えるように作ってもらえると、
楽しみながら勉強出来るので好きです。
演劇は娯楽ですから!ルソー万歳!!

"Where are you going back to the jungle?"
(なんでジャングルに帰んねえの?)

って職場でバカにされたギルバートが

"But I just get here, man
and mi no fucked your wufe yet.
"
(いやほら着いたばっかでさ、
てめえの奥さんとまだヤッてないんだよね)

って返したのなんか最高すぎて
Foooo!ってなってました。同感。

でもきっと、そうやって楽しみながら、
こういうことがホントにあったことを、
真剣に考えなきゃいけないんだなと思います。

"White,that is all, man. White.
No better, no worse than me.
"
"STOP!"
(白人?それが?それがなんだってんだ?
俺より良くも悪くもないんだよ。)
(もうやめてくれよ!)

ギルバートのセリフですが、ほんとにそうですね。
たかだか遺伝子の配列のちょっとした違いです。

最後のセリフがとくに響きました。

"And he will be loved."

ここでの"彼"はクイー二ーとマイケルの間に
できた黒人の子のことです。
どんな人でも"愛される"ことが
当たり前の世の中になったらいいなあ、
なんてちょっと感慨深く思っちゃいました。


.........とりあえず、でも、でもですよ。
そもそもとしてフィクションの人種、
というものに関する問題は脇に置いとくとして、
一応女性として叫ばせてもらいます。

大きく息を吸って、吐いてー、また吸ってー

マイケルーーーーー!
このヤり逃げ野郎ーーーーーー!
お前よりはまだバーナードの方がましじゃあー!

あ、ギルバートは良い奴すぎるので
比較対象にすらなりません。

カナダに行くのは勝手だけれど、
子供の責任は取りましょう、まる。ε- (´ー`*)
あ、あとだんだん仲良くなってく、
ホーテンスとギルバートが微笑ましかったです。
お見合い婚の方が上手くいくとか日本でも言うけど
あながち間違いでもないのかも...。
(これは利害婚、ビジネス婚でしたが)

ところでタイトルの『スモール・アイランド』、
これってどっちの事なんですかね。
ジャマイカイングランド
...どちらにせよ閉鎖的で狭い価値観であることは
あんまり変わりない気がします。
...完全に日本へのブーメランでした。( ´ᾥ` )
だからといってアメリカとかの価値観が
広い...とはちょっと某トランプカードのせいで
なんとなく思えないのも確かなんですが。

うーん難しい...。

感想もなんかとっちらかってる感があります。
きっとレポートで頭疲れてる...。
頑張ろう大学生...なんかオンライン授業の方が
課題がのしかかってきてる気がする...。