感想日記

演劇とかの感想を書きなぐってます。ネタバレはしまくってるのでぜひ気をつけてください。

Hansard『ハンサード』

2021/01/16

シネ・リーブル池袋

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レポートに追われていて、ついに1月は1回も記事をかけずに終わりました。

でも無事にレポートは終わりました。やったね!

何個かA+以外がきたら、ブチ切れそうなくらい頑張って書いたやつがあるので、その辺りはきっと先生が汲んでくれることを期待しています。

 

というわけで、ブログさんあけましておめでとうございます。遅いけど。

新年になったので、レイアウトもちょっと模索中、ということで、なんか前はブツブツ行替えを短くやってたんですけど、やめてみようかな、とこんな感じに書いてます。

もしかしたら戻るかもしれないけど、モノは試しということで…。

あ、あとパソコンで書くときとスマホで書くとき、前までは一応揃えて書いてたんですけど、なんかもうブログもそろそろ1年経った(!)ということで、慣れたというか、こだわりなくなってきた部分もあるので、今年はフリーダムに書くつもりです。

たぶん学校も忙しくなるし。こっちが本音かも。

 

 

前置きはこのぐらいにして観に行ってきましたよ!『ハンサード』!!

でも観に行ってからもう2週間も経ってますね。詰んだ。

というわけで、感想も短めです。/(^o^)\ナンテコッタイ(古い) 

 

個人的にもともとこういう劇…何だろう…男女の2人芝居って、

 

「おもしろかった!」

 

で終わっちゃうことが多いので、そもそもがあんまり感想ないんですけど…('ω') 

 

演出も、まあリアリズムって感じで、映画並みのセットだったし特に奇抜な感じはなかった気がします。

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(左から夫役アレックス・ジェニングスさん、妻役リンゼイ・ダンカンさん)

 

いやほんとに、びっくりするぐらい内容覚えてなくて…。いや正確には覚えているんですけれど、記憶の引き出しが拒否ってるんですよ。何故か。不思議。でも頑張る。

 

時代設定的には、サッチャー政権のあのあたりです。特に、1988年、サッチャー政権時代に、地方自治法28条、通称セクション28って呼ばれる法律が制定されてたみたいで(2003年に廃止)、いやこれが、マジかよ!?って法律なんですけど、内容としては、自治体とか教師が「同性愛を助長する行為」が禁じる法律で、要は、

 

「学校関係の人、同性愛について絶対言及しちゃだめ。相談とかもだめ。」

 

みたいなぼんやりしてるわりには制限範囲広すぎだろ、みたいな感じで…。

まあ、エイズの感染もたしかこのころピークだったってのも、あるんだろうけど…。

 

んでもって、サッチャーを割と支持してそうな保守党の夫と、どうも保守党に嫌悪感丸出しの妻(「この国の国民はイートン校出身のエリート(=保守党員)にいたぶられたいのよ!」みたいなセリフは吹き出しました。最高。)の嫌味の応酬…って感じの劇でした。

それが進行する中で、実は夫婦には、どうも亡くなってしまった息子がいて、しかも話聞く限りトランスジェンダーっぽいぞ…ということが明らかになって、しかも息子の死因が、なんだか両親にそのことを理解されなかったことによる自殺っぽいぞ…?ということが、息子のつけていた日記(=Hansard、議事録。ここでは生活議事録的な?)と共に明らかになる…。

 

みたいな感じの内容でした。端折りすぎにもほどがある気がします。

正確には、休暇中だかに妻の方が家に帰ってきたら、息子が意を決したような顔で自分のドレス着てて、本当は「愛しているわ」って言ってあげなきゃいけなかったのに瞬間的に自分の息子を見て吐いちゃった、みたいな、割とショッキングな描写の感じだった気がします。

 

…いやすごかったんですよ。本当に。ほんと名優って感じで。もうなんか、超感動したんですよ。嫌味の応酬とかタイミングも抑揚もばっちり爆笑で、でもそんな中であきらかになっていく事実の深刻さと、あと浮気を疑われていた夫が実は全然妻と息子一筋だった、みたいなこと打ち明ける瞬間とかのまじ悲痛な表情なんか、もらい泣きしそうなレベルで、超やばかったんですよ。

 

それを踏まえて、1個だけ…。

 

これ、映画でよくね…?

生で観てないのにこんなこというのもあれだけど…演劇でやる意味…?

名優2人の演技を楽しむだけの演劇…。

 

って感想ノートに書いてました。見事に精神疲れている証拠です。

レポートとはここまで学生の精神にダメージを与えるのかとびっくりです。

 

…まあでもなんとなく覚えている限り、LGBTQに関しての部分も、映画とかに比べると、物語の中で問題になっている割には、なんか掘り下げあんまりないなあ…っていうのはちょっと感じました。個人的に。←ここ大事!

もしかすると死んだ息子がいる長年連れ添った夫婦の家族としての劇、みたいな方が主題だったのかもしれません。でもそしたらなんで放り込んだこの時代設定と息子の設定。謎。

 

…というか一番の問題はLGBTQやそれに関わってくる色々のことに関して、私があまりにも関心が薄いっていうのが問題だったのかもしれないです。受け取り手が悪いんだ。そうだよ、きっと!

(でもほんとに誰を殺すわけでもないなら人間だろうが人間じゃなかろうが恋愛すればいいと思うし、好きな服着ればいいと思うマジで。あと自分のからだに関してはトランスジェンダーの人はコンプレックス強いなんてもんじゃなくて大変だろうけど、でも強いコンプレックスぐらいならみんなあると思うし何がそんなに問題なの…?と毎回考えると袋小路に入り込んで思考停止してる。1番ダメなパターン…)

 

ってな感じ考え始めると、キリ無くなるんですけど、普通に観に行って面白かったし楽しかったので、オールオッケー。これのおかげで1月乗り切れたぜ。観てなかったら死んでた。だから不要不急じゃありません!

そしてこの劇で1番口笛鳴らしたくなったセリフが、妻のこのセリフ!!

 

「官僚たちに想像力を養ってもらいたいわ!!」 うろ覚えです。

 

…ほんとそれな…!?!?!?

きっとこのセリフを言いたいがためのセクション28とかの時代設定だったのかもしれないですが、もうマジこれな。これだよ。政治とか社会情勢とか疎いけどわかるよ。想像力足りない人多い気がする。みんなシェイクスピアでも観て落ち着こうよ。『リチャード三世』とかマジ、トランプ前大統領だよ。おんなじことやっててすげえ笑えるよ。話ズレてきたからそろそろやめるよ!

 

今年もこんな感じでのろのろ感想書いていきたいと思います。('ω')

…どうも、レポート書くのとかは本当に嫌だけど「文章書く」って行為が精神衛生上プラス方面に働いているっぽい感じが最近してきているので…。

今年も頑張れ私のメンタル。

 

明日は書けたら、今日観た映画の『シングルマン』の感想でも書こうかな、って思ってます。コリン・ファースさん、マジ最高だったので…。この人の映画結構観てるけど…個人的にあの素晴らしすぎる『英国王のスピーチ』さえ超えた感がある…。

追記:すごすぎて感想とっ散らかりまくったので、人間が理解できる程度まで言語として感想文を成立させられそうになったら、改めて書きます…。

 

でもその前に歯医者あるのでそれ頑張ります。(´;ω;`)