感想日記

演劇とかの感想を感情的に書きなぐってます。あくまでも「感想」だし、備忘録としてネタバレしまくりなのでぜひ気を付けてください。でもあらすじとかはあんまり綺麗にはまとめてないです。

『子午線の祀り』-Requiem on the Great Meridian-(2021年)

2021/02/23

KAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉

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(あっ…正面から撮ったから映り込みやばい…失敗した…)

 

 

前置き

久しぶりに来ました。KAAT!!

前に来たのが『ドクター・ホフマンのサナトリウムカフカ第4の長編~』(2019/11/08に観劇)だったので、まるっと1年ぶりぐらいです。面白いのたくさん上演してる劇場なんですけど、ちょっと行くまでに時間かかるから足が遠のきがちです…。もっと行くようにしたい…。

 

でも今回は1年ぐらい前に情報が出てから、ずっと観たかったやつだったので、はるばる行ってきましたよ!!はるばるっていっても2時間弱ぐらいだけど!!各駅で!!

 

ポスターに写ってる3人出てるだけでも観に行きたいのに、木下順二子午線の祀りなら余計観に行くしかない…。というか大学のお勉強的に観といた方が良いというか、もしも今春休みじゃなくて授業があったら(そしてコロナ禍じゃなかったら)「いいから観に行っとけ!?」って先生に言われるヤツ…。

 

とかグダグダ考えてたんですけど…いやほんと…

 

…観に行って良かった……(ノω・、)゚.+。*

 

追記:今回、いつに増しても感想長いです。17000字越え(笑)。

 

最高過ぎた演出その他をつれづれなるままに書く(笑)

 

 

 

 追記:長めのトレーラー出てた!でもなんかやっぱ劇場で観るのの5割減!(失礼すぎる)

 

「子午線の祀り」|KAAT 神奈川芸術劇場

 (↑写真とかいっぱい載ってます)

 

 

もうね…なんかね…こういうネットにあがってる映像画像より、倍以上綺麗な舞台でした…。

 

珍しく前もって戯曲読んでたので、どんな感じなんだろうとわくわくしながら劇場入ったら、三日月型の傾斜が付いた回転装置(回転舞台?とも思ったんですが、どうも人力で三日月型の装置だけ回してるっぽい。黒子さんすごい。)があって、しかもその装置で囲まれてる円形の部分が鏡みたいに反射する素材の床でしてですね…その真ん中に蝋燭(たぶん蝋燭…だと思う…)1個おいてるんですよ…。

 

あッもうなんか尊い(語彙力)

厳島神社能舞台での観月能思い出しちゃう…

(実際に行ったことはない。辛い。)

(良かったら調べてみてください。本当に雰囲気似てる…。)

 

みたいな、あほな感想抱いておりました。

いやほんとに反射してる部分がマジで海…。あと、その床面に映り込む、星の照明が綺麗というか、もう美しいの域…。

 

追記:またまたTwitterで情報を頂いてしまいました…ありがとうございます!!!

勉強不足が身に沁みます頑張る…。

この三日月型のセット、『敦ー山月記名人伝ー』(2015)(動画の3:05-あたりから)の時に使ってたらしいです。ほんとだ。かっけえ。あと中島敦の『山月記』は教科書で読んだときに、クラスでBLとか好きな子がえらく興奮して語ってくれたので、もはや彼女によって英才教育された偏った読み方しかできない(笑)

てかこの動画の作品観たことないやついっぱいだし全部面白そう…。

youtu.be

 

 

 

この日の開演前にスキップしながらトイレに行ってた怪しい若者に見覚えのある奇異な方とかもしいらっしゃたら、たぶんそれ私です(笑)テンション爆上がりでした。完全に変質者。

 

3階席で、舞台からの距離は遠かったので、ご尊顔を拝みたいとかいうミーハーな欲望は叶えにくいけど、この映り込みをしっかり見られたのは良かった…。そもそも「宇宙視点で人間の営み見てみよっかな~」みたいなテーマだと思うので、上から見下ろすように観劇できたの逆にラッキーというか…。

舞台上空に星の照明が、奥行きも取りつつ立体的にぶら下がってるわ、下の床面に星の光が映り込むわ、で、なんちゃって360度星の夜空なんですよ…ヒュー!!ロマンチックウウウウウ!!!宇宙の真ん中にいながら人間ども(表現)を見下ろしてる感じです。

グローブ座とかも、もしかしたらこんな感じなのかな。上に天国あって下に地獄あるし。いつか行ってみたいです。

とにかく宮沢賢治銀河鉄道の夜から鉱物のトゲトゲ度を5割減した舞台セットの綺麗さでした。伝われ…!!!

(…本音言うと、若村麻由美さんの美しさとか最前列で浴びたい気持ちはあるっちゃああるんですけどね…。できることなら、席を変え日を変えもう1回ぐらい観に行きたいので誰かS席のチケット代ください。真剣に。それか年齢詐称して高校生になりたい。制服さえあればギリいけそう…??無理か。)

 

 

【かなり脱線】

 Twitterの方に妙な感想連続投稿した時に、「戯曲は嫌い(好みじゃないだけで面白いしすごいとはもちろん思う)」みたいなこと、ノリで書いたんですけど、もともと「宇宙視点から~」のテーマのやつだと、ソーントン・ワイルダー『わが町』Our Townとかそれこそシェイクスピアとかギリシャ悲劇とかの方が何となく好きです。

 

あと読んでる最中に、神(とか運命?)vs>>>(越えられない壁)>人間みたいなギリシア悲劇的ベースに、リア王みとかマクベスみとか、なんかハムレットみ(ハムレットみ、という語彙の破壊力に、自分で書いててツボってます笑)を感じさせるセリフが満載で、微妙にうんざり感じたのも事実。

探してみるのも面白そうなレベルであります*1

そんなこんなで読み進めていったら第2幕最後(今回の公演では休憩後。ただ台詞としてはカットされてた)に、「コペルニクスの地動説を誰も信じていなかった十六世紀西欧の劇詩人」とかいうセリフ出てきて、まんまシェイクスピアのことじゃんYO!!BINGO!って思っちゃって、逆に萎えたという(笑)

 

あと、結構天文学とかそういう学術的な事実をふんだんに盛り込んだセリフで「宇宙」的なことを伝えてくるので(第4幕とか特にそう)、正直理科の教科書を眺めてるような冷静すぎる気分になって、日常からは遠くにありすぎて漠然としかとらえられないけど、確かにあるなんか莫大なもの、みたいなのを思ってくらくらする感じが、他の戯曲読んだ時よりしなかったんです…。

井上ひさし『きらめく星座』人間広告のところの方が、同じく学術的な事実に基づいてるんだろうけど、平易な言葉で普通に語られてるから、すんなり意識の深いところに入ってきて、めまいがしそうな感じがあって好きです…。

 

とどのつまり、私に教養が足りないので、あんまり小難しい言葉使われると、分からない!!のの裏返しでむかついて「ケッ(´∀`)」ってなる、ってとんでもない理由です(笑)

 

 

…でも読んだ時そんな印象だったのに演出がマジでかっこよすぎて惚れちゃったじゃないですか責任取ってコロナ終わったら短縮とか規模縮小とかしないフルバージョンでやってくださいできれば世田谷パブリックシアターで私がU24つかえるうちにあっでも『まちがいの狂言でも全然いいよあれの公演のとき幼児だったしなにより地方だったけど今なら楽勝で観に行ける黒草の民に「ヤヤコシヤ」ってきゃぴきゃぴ言われながら客席とかで問答無用でオペラグラス奪われたいとにかく良心的なチケット値段でよろです(理不尽)

 

【妙な方向に走り出したので脱線終わり】

 

※そしてここからは本当にネタバレしかしてない 

 

客電が落ちないままのっそり始まったのは、よく見ると言えばよく見るけど、ちょっとびっくりしました。なんか全身黒づくめの人々(マスクまで黒いよ!)が、ゆったり舞台に集合する感じで…。

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(急いで描いてるから色々酷いけど、あとから思い出す分には支障ないよね?!)

 

なんかこの演出観て、「あ~多分コロナじゃなかったらロビー?ホワイエ?とかも使いたかったんだろうな」と思いました。

黒草の民的な。(絶対違う)

真面目なこと書くと、舞台の上に、舞台の上の何かを観てる人がいるって、結構意味深というか、観客とか演者とかそういうの無くしたい、「舞台上の私たち」の話でなくて「劇場にいる私たち」の話にしたい、みたいな意識感じる気がします。マスクもしてたしね。黒マスクちょっとカッコイイね。

 

追記:ちょっとブログ書き終わってお風呂に入ってぼんやり何書いたか思い出してたら、この「誰が誰だか(3階席からとかだと本当に顔は見えないし、というか1階席の観客の方と区別つかないよ!)よく分かんない状態の人たち」が次の瞬間には「歴史上の誰か」になってるの最高じゃないですか??こういう雰囲気だから、下に書いてるみたいに「降霊術」とかそういうの感じたのかも。

あ、あとびっくりしたのはコロナのせいで、こういう客席使った演出見なくなったからですかね...。そう思うともはや懐かしい的な変な感想が出てくる...。

コロナ...まじ滅せよ...。みんな演出エトセトラの幅を狭めざるを得ないんだぞお前のせいで...。

 

とかぼんやり思ってたら、影身…というかまだ影身になってない若村麻由美さんが蝋燭持ってたか持ってなかったかはちょっと忘れたんですけど、とにかく蝋燭以外の照明が全部落ちて…。

 

で、野村萬斎さんの声で、館内放送みたいなスピーカーから冒頭のセリフが流れるという…。

100人単位の集団が、暗闇で1個の小さな灯を見つめてると、全方向から低い声で突如語り掛けてくるんですよ。なんの集団催眠だよ。好き。

戯曲読んだときは全然くらくらしなかったけど、強制的にぼんやりさせられました。天才かな???

しかも、台詞にあわせて、北極星の照明が光ったり、別の光で空間に直線が描かれたりして幾何学的にすんごい綺麗…。美的センス最高…。魔法で星図を描いてるみたい…ダンブルドア先生出てきそう…。

 

あと、この冒頭の語り、「あなたはすっくと立っている。」で終わるんですけど、間の取り方として「あなたは、すっくと、立っている」って感じになっててめっちゃテンション上がりました。

他の読点は普通にそこに入るだろうなって分かるけど、赤色のとこの読点と、「いる」の強調、最高すぎませんか???

(ラストにある同じ語りは、三日月の円の真ん中で、蝋燭掲げて若村麻由美さんが喋ってたけど、同じところで切ってたりしたので、たぶん意図的だと思います。)

 

「立っている(standing)」じゃなくて、「立っているbeing)」って感じで、「そこにいること」に意識向けさせる感じが鳥肌ものでした。

だってテーマ的に「宇宙的な俯瞰視点から人間の営みとか存在とかみる」やつでしょ。確か。

セリフいじってないのに読点だけで深イイ感じにするっていやほんと天才かよしんどい尊い

 

なんか、英題のRequiem on the Great Meridianの意味が何となく分かった気がします。

死者への鎮魂歌というより生きてる人への鎮魂歌的な??

観客席とつなげた開演の演出も、戯曲の冒頭の語りも「あなた」って観客に呼びかけることとかも、そういうことなのかな。

 

「あなたもそこにいるし、別のあなたもそこにいるし、みんな楽しかったり苦しかったり寝てたり戦ったり負けたり色々あるけど、地球規模とか宇宙規模でみるとめちゃくちゃちっぽけで個体差ないようにすらみえる存在だよね。でもそんな莫大な時空間のなかで、『今・ここ』にあなたがいるのって逆にすごくない??」的なあれですか?

 

…ねえやっぱりどう考えても『わが町』じゃん。ダメだもう完全に『わが町』にしか見えなくなってきた誰かヘルプミ―。

 

演劇ってギリシア悲劇とかからそうだけど、個別のことを普遍に結びつけるの得意な形式だよね…。

 

別役実とかも「『それがそこに在る』ことの感動こそが、演劇のもっとも原初的な感動である」とか言ってるし(※そしてこれも『わが町』に対しての感想です、という)、冒頭でこんだけすごいの繰り出してきて大丈夫なんか、と余計なお世話の心配までしてました(笑)

 

 

 

…大丈夫だった!!!全然そこから凄すぎでした!!!

(語彙力以前に日本語がおかしい)

 

 

 

なんか、その最初の部分終わったらすぐ、第1幕に移行してたんですが、知盛の登場の仕方がマジ降霊術。夢幻能かッ!?ってツッコミに共感してくれる方お友達になって下さい。_(┐「ε:)_

舞台後方真ん中にある扉が開いて、ゆったり(軸が全然ぶれない体幹すごいし、謎の威圧感があるよ。3階席からでも圧を感じるとか何事。)出てきたんですが、影身?影身になってない影身??が、それを上手で見ていたような記憶があるので、冥界から、巫女とかその辺、イタコでもいいけど、…とにかくなんか呼び寄せちゃった感が凄い。

橋掛かりついてないか思わず確認したよね、さすがになかったよね。

でも、後半で死んでいく人、だいたいこの扉の向こうに飲み込まれていくことが多かったので、めちゃくちゃトンチンカンな感想ではない…と…思い…たいです。

 

あと三日月型装置も巧みに使った、全体としてはかなり動的なんだけど、語りに合わせた抽象的な動作とか、かっこいいしか言えませんでした。語彙力が来て?

 

後半の戦の時とかも、(コロナのせいかもしれないけど)めちゃくちゃに動きとしては激しいのは激しいんですが、肉弾戦という感じではなくて、扇??的な短い棒(3階席だったので良く見えず)を弓に見立ててやったりとかもしてて、どっか抽象的で素敵でした。

あとその弓引く時の所作が野村萬斎さんだけ1人えぐいぐらい綺麗…いや美しいという…。身体に叩き込まれる伝統芸能つよい…。

(あと歌舞伎、能楽観てると、親よりも年齢いってる人、しかも男性に対して「美しい」しか言えなくなるのがなぜかムカつくのは、まだ思春期ひきずってる年齢なんで許してください。能だと、これにさらにプラスして、ちょい肥満体形で二重顎なのにめっちゃ美女になるからキレたくもなるよね。面と装束だけの力ではないんだろうけどずるいわ。)

 

三日月型装置使ってた戦のシーンで、一番好きだったのは、義経のやつかな。

上に引っ張ってきたトレーラーにもあるんですけど、三日月型装置の回転方向と反対側に全力疾走、みたいなやつ。

 

で、この後に、両方停止したか、少なくとも上に乗って走ってた義経率いる源氏の人間の方は停止して、回転する三日月型装置に乗ったまま舞台後方に回りこむんですが、そうすると床面にいた、装置に隠されてて見えてなかった平氏側の人が突然目に入ってきて、

 

「背後から屋島を襲って、平家を海に追い落す」

 

って群読のセリフがその瞬間に、ビシッと決まるんですよ!!!!

かっこよすぎる心臓止まる!!!!!マジで背後に源氏いるじゃんしんどい!!!!!

 

というかもうこの装置が万能でイケメン!!!

もともと戯曲の指定に「三日月の装置」とか書いてそうなレベルで色んなところでピッタリすぎ!!!

下弦の月」とか言ってた時に、客席から見てちゃんと下弦になってたのも細かくてすごいぃぃぃ.....(放心)

 

…ってなってました。(あほ)

 

演出全編通して超絶かっこいいけど、ここは心臓発作起こしそうでした。

救急車で運ばれると、えらく金かかるので耐えたよ頑張った私の心臓。

 

そういえば、能にハマったきっかけって屋島でして(でも平家物語は読んだこともなく全く知らないという矛盾)、義経マジイケメンすぎるし、朝になった瞬間に全部が霧みたいに消えてくの辛すぎて悲しすぎるけどとにかく美しすぎ…ってなってたので、

 

義経=なんかやっぱりどこか儚い美男

 

って固定観念あったんですけど、今回ことごとく裏切られました。

 

「その時義経、少しも騒がず」(『船弁慶』)な訳ないじゃん。

知盛の亡霊とエンカウントとかしたら絶対「滾るぜェ...!」的に騒ぐタイプじゃん。(偏見)

なにあのガキ大将。(言葉のチョイス)

 

戯曲読んでたはずなのに、何この新鮮な義経!!??

 

人の話をあんまり聞かない上にこらえ性のない猪突猛進タイプなくせして、兄ちゃん(頼朝)と後白河院を喜ばせようとして頑張って武功たてても、なんか世渡り苦手な感じだからうまくかみ合わなくて、「どうすればよいのだおれは?」っていうとことか「しらんがな」と突っ込みたくなるぐらいお子様でした。(書いててブーメランで自分に返って来てる気がすごくします)。

そして弁慶も、その問いに対して「思案に暮れます」じゃねえよお前が唯一大人っぽいんだから頑張れよ。とりあえず人の話聞いて落ち着けよ。

それかもう1人連れてきて3人で考えればなんか出るって。

でもアイデア出たら、下手すりゃこの劇ここで終わる。それは駄目(笑)

 

飛躍してく私の思考回路は置いといて、なぜか観たこともないのにドラゴンボールの文字列とかクリリンとかなんかその辺が浮かび上がってきました。脳内に。メモに残ってます。でっかく「悟空」って書いてます。最初ブログ書くために開いてなんじゃこれ、ってなりました。

 

でも、とにかく義経を主に演じる成河さん(今回コロナで人数減らすことを意識したらしくて、何役かやられて方が多数いた気が…。たぶん成河さんも…?)どっから声出してんの???ってぐらい声がキャンキャン高い。甲高い。まさに甲声。狂犬になりそうなわんこ感。通りまくるし、超絶技巧って言ってもいいんじゃないか、というスピード。誰も口を挟めない。だから人の話も聞けない(笑)。だからかなりコミカル。

(それで漫画のキャラクター思い出したのか?!)

 

何回か舞台で観たことあって好きな俳優さんですがここまで高い音程で張り上げてるのは初めて聞きました。よく枯れないな。

対立する知盛が乙…呂…???音楽の授業でやったような気もするけど、ちょっと日本音楽の用語詳しくないんでうろ覚えです。まあとにかく低めの声なので、声で対立出すって面白いなあ、と思いました。

 

戯曲でも、義経パートって、部下たちとかの喜劇的な部分多いので、読んでても割と楽しかったんですけど、俳優さんの身体通すと倍楽しいですね。

戦いの日取りが潮の流れ的に最高の日だったことを正利に褒められた時とかなんか特に最高でした。

義経が「なに?―いや、この日取りを選んだわけではない、…」って答えるんですけど、読んだときは普通に流してたんですが、このセリフを「(いや~そ、そんなつもりじゃ、なか…ッたんだけど…??あれ…?なんか褒められてる…??)」みたいな感じで喋るとめっちゃドッカンと笑い起きるんですね。すご。

 

あと毎度のことながら成河さん身体能力すごいね?階段の3段目に軽々飛び乗るとか何事??

途中で階段に飛び乗ったとき体勢崩して落ちかけてた時も、とっさにフォローした周りもプロだし、足とかも挫いた様子とかもなく何事もなかったかのように試合、じゃなかった演技続行してたのすごいね。ほんとプロってすごい…。

(でも、「やっっべ!」って焦った空気はさすがに伝わってきて観ててかなりヒヤッとはしました。生の舞台観てる感はすごかったけど。)

 

そんなこんなで結構男性陣が激しく走りまわり、たまに飛んだりもするので、Twitterのほうでやり取りさせていただいた方からもお聞きしたんですが、どうも男性陣、ゴム底の地下足袋を履いていたようです。

だから三日月型装置の中にある反射する素材の床面を歩くときに、めちゃくちゃキュッキュッ音がなるんです。安全面上しょうがないとは思うんですけど、シリアスでそんな動きない場面とかだと、超超気になりました。

 

劇場の音響効果いいのがあだになってるんじゃ…。

 

やり取りさせて頂いた方が、「アンケートに書いてみようかな」とおっしゃっていたので、これから約1カ月のなかで演出も当然変わるだろうし、その中で何か変化あるかもしれません。

私はもう観に行けないけどね?1回しか観に行けないのが悔しいね!?!?

私も「推し」とかが出来たりすれば、金銭的にも精神的にも体力的にもクリアして同じ舞台を何回も観に行くようになるんだろうか…。

(そこまでの熱意がまだないので。ネットでこっそり色んな方の感想チラ見して想像してよう…。ネットって便利…。)

 

ただ同じように、床がきしむ音は、船板がきしむ音に聞こえて、なんか逆にリアルだったので、いっそのこともうちょっと気にせずキュッキュッ鳴らして、いくつかの場面で流れてた海鳥の鳴き声とかの音源を、足袋で床が擦れる音混ぜたやつに差し替えたら、ワンチャン「と、鳥で~す。この音、海鳥なんですよ…??ね??(圧)ぽいでしょ?!」ってごまかせんじゃね( ,,`・ω・´)?、と考えて1人で爆笑してました。絶対無理(笑)

 

とはいえ私が観たこの日は、知盛と民部の後半のヒリヒリのやり取りの場面で、スマホだか何かが、盛大に1階の客席で落下してて、ちょうど沈黙の時に爆音立ててたので、そっちの方がやばかったです。明日は我が身で、私も気を付けたいと思います。

 

 

…なんか長々と書いてきて話が迷子になってきました…。あと何書いてないっけ…。

 

あ、迷子といえば、圧倒的イノバーバス感のある民部!!(※脚注1)

イノバーバスも、アントニーとかクレオパトラとかと比べると、等身大な感じで共感しやすいけど、子午線の祀りの民部も、知盛とか、義経とかなんかその辺に比べると、セリフの言葉の感じとか見ても、共感しやすい人物だな~と思いました。

最後に源氏に寝返ったあと、他に誰もいない舞台で1人、自分の裏切り行為を後悔するような、あるいはまさか自分がこんな行為をするなんて…みないな呆然とした感じで

 

「民部、心、はぐれてしまい申した。」

 

っていうのはなんかちょっとぐっと来ました。

たぶん、それまで民部って、大体誰かと一緒に対話してる形で舞台に出てたので、いざこういう、後悔とかをする最後の最後で、1人、とか、なかなかに辛かったです…。空間の使い方すごくいいね…。

(あと、影身と知盛のお邪魔虫するところで、毎回毎回、三日月型装置の同じような部分からひょっこり顔出す、っていう繰り返しの笑いも前半で担当してたので、余計にギャップで悲痛というか…。というか繰り返しの笑いを、登場の仕方を型にはめることで作り出すとかすごいね。古典だと確かに西洋でもよく見るけどこういうの。でも気づいて取り出すのすごすぎるね...??)

 

あと、宗盛(知盛の兄ちゃん)、戯曲でもお貴族様感あって、おじゃるおじゃる言ってそう、とか酷すぎる感想持ってたんですけど、あそこまでヘタレに描き出すとはwwwwww古い表現かもだけど草生えちゃうwwwwwwww着物もそういえばたしか紫色だったねwwww雅で高貴なのねwwwww

 

ことあるごとに「とももりいいいいいいいぃぃぃぃ(べそかきながら)」みたいな感じだったので「兄上、少し落ちついて座にお直り下さい。」って知盛がやや呆れながら言うとことか、「それなwwww」ってなっちゃった。ごめん宗盛。そこそこ偉いのに。最高だったよ(サムズアップ)。でも弟の胃が心配だね。

 

...ゲラゲラ笑いながら書いてましたが、考えてみれば、そういうなんか、胃が痛いというか、生きづらいって意味では知盛と義経、そんなに変わんないとかあるんですかね...分からん...。

その気持ちの裏返しで、戦ガンガンやってるとかだったりしたらマジで虚しい感じじゃん。

あと一般人からすると大迷惑(笑)

影身、代表してその辺もっと言ってやって(笑)

 

それにしても、この兄貴(とその息子)のラストも最高だから。これは戯曲読んでも笑ったからwwww

「早く海に沈みやがれよみんな身投げしてんだろうが」って味方に海に落とされるも、水泳得意でなかなか海に沈めない!!どうしよう!!!ってクロールみたいな動きしながら、反射する床の部分(海)を行ったり来たりしてて...

 

おまえらwwwwマジかwwwww

 

ってなりました。ごめん宗盛。どこまで史実か知らないし、調べる気もさらさらないけど、すげえ笑った。マジでごめん。

さわやかに素敵な悪意ある戯曲と演技演出エトセトラ最高でした。私は大好きです。笑っていいんだよねこれ(笑)

 

めちゃくちゃかっこいい(能登殿?とか?)or潔い死に方とかする人がその辺でいっぱい出てくるので余計ギャップでね...。死に様は生き様ってか。深い...のか???どうなんだろう。

(個人的には簡単に死ぬよりも無様にでも生きてろよ、って思うので。だから宗盛は好きです。この後普通に死にそうだけど。あと知盛も自害するけど、そこに至るまで、力じゃなくて知恵のほうで、戦避けたいな、みたいな感じでなんとか生きようと頑張ってるのもちろん好き)

 

最高過ぎるが故つけたくなる個人的好みのイチャモン

 

タイトルにも書いてるけど、ここからは殆ど言いがかりです(笑)。

満点すぎるからこそ自分の好みに合わせたくなる観客のエゴあるあるです(笑)。

 

その1

テンポ、速!!!

 

もうこれにつきます。戯曲読んでるか、平家物語知ってるか、あるいは、私がまだ地方にいて、演劇と映画の違いも分からず、野村萬斎さんはたまににほんごであそぼでコスプレしてるトリッキーなおじさんで、若村麻由美さんはマリコさんとわちゃわちゃしてる風丘先生としか認識してなかったころに(失礼なことに、成河さんは誰それ?てかなんて読むの??状態)、どうもやってたらしい前回の子午線の祀り観た(私も理解できるかはおいておいて観たかった…)人じゃないと、たぶん途中で振り落とされます。私の隣で観てたおじさんは途中完全に寝てました。だよね。分からなくもない。

 

もちろん源氏と平氏の戦のシーンとかで、どっちが優勢か、とかは、舞台上に占める面積や旗とか使って視覚的にも分かりやすくしてあって(すごい)、ついていけないわけではないし、そもそも全員語りが上手い方々ばっかりなので、「よくこんなくそ小難しいセリフ軽々と言えるな…耳が楽しいよ…」な感じなんですが、たぶんあのジェットコースターばりのスピードは、この言葉遣いだと、ついていくのが辛い。物語が全然入ってこない。耳が楽しい反面、滑る部分も多い気がします。

 

原文でロミオとジュリエットを2時間で収まるようなスピードでフルで観るとたぶんネイティブでも絶対ついていけないじゃん…なんかあんな感じなんじゃない…(適当)。

 

その2

カットむずそう

 

作者の木下順二もカット無し希望だった、ってどっかで読んだけど、確かに…。

カットすんな、ってことではないと個人的には思うん(思いたいん)だけど、確かになんか、焦点がぼけた気がする…。

例えば、戯曲だと確か、色んな人が、特に知盛とかが何回か、「戦とかマジ無意味」的なことを喋ってた気がするんだけど、上演観てたらあんまり記憶にない…。

たぶん何個かあるからこそカットされたんだとは思うんだけど、もしも「そこに在ること、いること」とかが中心のテーマなら、繰り返し出てきて、命大切に、みたいな感じのこういうセリフ、耳に残るほうが良かったなあ…、と思ったり…。

 

平家物語の有名シーン詰め込んだみたいな怒涛の第4幕とか特にフルでやって欲しいよね…。

 

カットって難しいね。三島由紀夫の作品とかも難しいって聞くけど。

 

その3

舞台上で人対人のプラトニック(精神的な)愛は難しいものがあると個人的に思う。

 

めちゃくちゃに偏見かもしれないんですが。

小説ならいざ知らず、舞台上で生身の人が抱える、同じく舞台上に生身でいる人に対してのプラトニックな愛を表現するのって結構むずい気がするんです。目の前にある肉体から観客の意識をそらす必要が出てくるし。

 

あと、戯曲で読んだときにも、突然知盛が「影身愛してるーー!!!(俺の弟の女だけど)」みたいなこと言って「どうしたお前?!」ってなったんです。

別に言わなくても知盛が影身愛してるのぐらいわかるよ???

「月が綺麗ですね」ぐらいにしとけって漱石も言ってるやんけ??

あとどう考えても()内の内容が妙に生々しい気がするのは私だけですか???要るかその情報???要らないよね???

実際聞いてみても、やっぱり昼ドラか歌舞伎の世話物でも始まんのかと思ったよ??

まあ、ここは本当に完全に好みの問題ですけど…。

 

影身って途中で死ぬけど、最初から最後まで知盛と精神的に一心同体みたいな感じなのに、なんかこのせいで妙に、なんか、生々しい、というか…。

 (だって後半、影身なんか知盛の心の声的なものになってるし...)

 

しかもほら、短縮バージョンでカットするとなると絶対、影身と知盛の場面はカットしないじゃないですか…。したとしてもちょっとでしょ…?

だから他の分量が軽くなった分、余計そこが重く見えたというか…。

 

追記:だからと言って舞台上の影身が生々しかったか、と言われるとちょっと違う気もします。むしろ象徴的な女って感じだった。セリフ回し含めてマジ理想の影身。戯曲読んでから行くとこういう弊害(頭の中で戯曲、というか「劇文学」として同時進行で舞台が再生されるから、観てるやつと混ざる)起きるのがたまにキズです。てことは、単純にこのあたりのセリフが生理的に嫌いなだけなのかな?(笑)

 

それで知盛の最後のセリフ、「(絶叫)影身よ!」だべ?あれ、何がテーマの劇だったけ???って一瞬なった私は悪くない。

(しかもここ、ほんとに物理的な絶叫なのか、心理的な絶叫なのかマジどっちが正解なの???)

 

「そういう部分が人間ぽく見えていい部分なんじゃん」とか言われたらそれまでなんですけど。(笑)

人生経験詰んだら良さが分かるんだろうか…。

 

その4

義経が割と剛速球な感じの印象だから、対する知盛、もうちょい感情爆発したみたいに叫ぶ部分とかを絞りに絞ったのが観たい!(もはやただの願望)

 

ただの願望です。完全なる好みの問題。

あと私、単純に野村萬斎さんの叫んだ?(張り上げた?なんて言えばいいのかな…)時の声が、場面によっては苦手、というのもあるかもしれないです。だれか分かって…。

 

…いや、なんか声の芯が下にあるときの張り上げたみたいな声は普通に好きなんですけど、その芯が上にあるときの声、加えて声の形がスポンジみたいになってる時が、特にシリアスな場面とかだと、なんか声自体というより、場面と声の印象ズレる感じがしちゃって苦手というか…。

というか、それは義経の方の声だろってメモに書いてて…、観ながら書いてるメモだから言葉遣い荒すぎるけど率直な感想すぎる…。

 

めっちゃコミカルな場面とか、普通に喋ってたり、喋るぞー!って完全にコントロールして喋ってたり、ぽかんと脱力した時の声は、癖あるけど、なんか音程もついてるし、声の幅も奥行きもあって、なにより聞いてて面白いので好きなんですけど。

 

張り上げた瞬間に、ごくごくたまに、それこそ弦を限界まで張り詰めすぎたみたいに、ベターッって幅も奥行きも、下手すりゃ響きも消えるのなんで。謎なんだけど。あんなに良い声なのに。

 

それとも普通の人もそうなんだけど、もともと音程ついたみたいな喋り方する人だからやたら耳につくだけなのか???

 

狂言の時は、発声とか根本から違うからなのかぜんぜん気にならないんですけど、ゴリゴリの現代劇とか、翻訳劇とかになると一気に気になる。ほんとになんで。私の耳がおかしい???(たぶんそう)

 

義経が出てきてからは、相補的な感じに響き始めたのでそこまで気にならなくなったんですが、でも考えてみれば、知盛、登場もなんか幽霊ぽかったしなあ…。

それに、もともと知盛に限らず、戯曲のほうでも、登場人物ほとんど、自分のことを三人称語りする部分が結構でてくるので…。

 

知盛  ここに新中納言知盛の卿、「見るべき程のことは見つ。今は自害せん」とて、わが身に鎧二領着て、壇の浦の水底(みなそこ)深く入り給う。

 

こんな感じに。

 

これ喋ってんの(詠んでんの?語ってんの?)誰だよ?!

知盛なの?

知盛を演じてる俳優さんなの??

それとも知盛を演じてる俳優さんが、こういうとこだけ語り部としての意識で喋ってんの??

 

っていうのが知盛以外の登場人物にもたっくさんあります。

群読もたくさんあるしね。能の地謡かよ。

なんかイタコ的な感じとか、そういうとこのメリハリもっとあからさまで、色んな虚構の次元が錯綜していて多重構造が手につかめるようにハッキリしてるのが観たい&義経があんな感じで、知盛がもし義経と対になっているんだとしたら、もうちょい抑えたほうが好きだな~、とちょっと思っただけでしたすみませんド素人がなにプロの演技に口出ししてんだよって感じですよねもう黙りますすいません単純に演劇での演技は「今演技してます!!!」ていうのが透けて見えるのが好きなだけなんです特にこんだけかっこいい感じのリズム感溢れる日本語たっぷりなセリフだらけなんだったらいっそ全部ある種の型が見えるぐらいにスタイルめいた喋り方で全編ぶっ通しで「喋ってる人が楽しそうに言ってのける」ぐらいのやつが聞いてみたいんですそれありきでその上に物語世界がリアリティ持って形成されるみたいな限界突破して素敵なやつが観たい...みんな気持ちのうえでは義経ぐらいはっちゃけてもええんやで…感情爆発(してるわけではないんだろうけど)、というかそういう風に叫んだりしてるのは微妙に引いちゃうんです...。

 

同じ張り上げるにしても、絶叫するとかじゃなくて、知盛が手紙を口述筆記的に書きとらせる時とか、最初は感情の赴くまま、みたいな感じだったのに、徐々に言葉に酔ってるみたいな、自意識というか、とにかくああいう「言ってのける」感が出てきたりするところとは、上手く言えないけどなんか超絶最高でした。ああいうのがもっと観たい…です…(小声)

 

色々好みで書いたけど、思い返してみれば、程度のことで、どっちにしろ普通に、全員べらぼうに上手くて、すっげーーーー、としか言えないんですけどね!!?すごすぎだよね???!

 

聞いてて気持ちいいから、覚えるの自体はプロの方ならまあそれなりに...ってレベルなんだろうけど、とにかく固有名詞とか多すぎでほんと難しそうなセリフなのに...すごすぎる...どうしてあんなりすんなり言えるの...??

たぶん「音読して」とか言われたら、私は開始3行で噛む自信しかないです。というか漢字読めなくて確実に1行で詰まる。

(読んだ時、知盛の名前の読み方すら怪しかった。よく大学に受かったなこれで)

 

…個人的には、若村麻由美さんのやや歌うような、それでいて聞き取りやすくて落ちついたセリフ回しが最高に好みのど真ん中でした。『少女仮面』でも惚れたけどさらに惚れる…圧倒的存在感…。美しすぎる…。美の権化...。理想の影身…。

 

あ、そういえば、なんで後半の戦シーンで、知盛ずーーーーっと舞台の1番後ろでゆったり歩きながら上から俯瞰してんだろ???って思ってたんですけど、「見るべき程のことは見つ」って言うために見てたんですね。俯瞰して。

なるほど!!ってなりました。

 

あと、なんか俯瞰して見ちゃった人、宇宙的な視点とか、死者の視点持っちゃって、そういう視点で世の中を常に見つめてる人って大体自殺するよね。『わが町』でもサイモン・スチムソン自殺しちゃってるしね。ほんと似てるなこの戯曲。

 

書き残したこと

色々長々書きなぐったけど、音楽について書き忘れました!!!!

あんまり詳しくないんだけど、劇の雰囲気にぴったりですね???!!!

バイオリンとか使ってるぽいのにそれこそ能の囃子方の音楽とか思い出したり、波の音聞こえてきそうな素敵かつ不安感あおる部分もある音楽でした。

 

…演劇を言葉で語る以上に音楽ってむずいね?!

 

エモかったです!!!(もともとない語彙力をかなぐり捨てる)

 

あと弁慶イケボだった。誰がやられてたんだろう今度調べよう…。

 

なんかほんとに長々長々書いたんですけど、最後に若村麻由美さんの語りをきけて、ふっと気が遠くなるぐらい宇宙!子午線の視点!を感じたんで、もうそれで全部最高だったです(言葉遣い)。

あとほんとに演出天才すぎる。コロナ終わって、観客席も演出とかも、色んな制限全部フリーになったら、フルバージョンで同じキャストで再演を五体投地して信じて待ってます。信じてるから...ね...??

 

…3階席で観られたのは、結果として最高だったけど、カーテンコールで、演者さん全員マスクして、客席の通路通って退場してったので、やっぱり1階席いいな…となったのはしょうがないですよね。

まだまだ立派なお上りさんなので、田舎者としては、芸能人は近くで見てみたいよね!!!(あふれ出る本音)

 

それにしても1年前から気になっていたけど、思い切って観に行って良かったです。

超最高でした!!!!

(日本の舞台でここまで興奮したの久しぶりかもしれないです。生ってすごい)

 

…とりあえず感想を書ききった気がする。辛うじてですが。

毎度のことながらごちゃごちゃです。今回は興奮してるからいつもの5倍うるさいし。

でもいつか再演(あると信じてるからね※2回目)の時に読み返す用で書いとかないと、後悔しそうだったので…。

 

あと、あれだ、私が観た時に、誰かわかんないけど源氏側の旗持ってた方で、旗が上手く垂れなくて、タイミング見ながらひっそり直そうと苦戦してた方、すごく気持ち分かる…。あれは進行に差しさわりなくても気になるよね…。全員の美意識高い舞台観られて幸せでした…。

(あと、あれも。舞台後方に何故か逆さまに映ってた影も綺麗でした。もうとにかくどこ切りとっても全部綺麗だった)

 

最後になるし…。くそ真面目なことを…一応書いておこうかな…(笑)。

なんか、あの、知盛と影身のハイライトシーン(第3幕ラスト)実際に観てみて、「大自然の動き」とか「人の世の大きな動き(=歴史のメカニズム的な??)」とかは「人の世の営みとはかかわりもない」、なんも関係ないというその一点でこそ関係あると考えたりも出来るのかな、と思いました。

だからこそ影身は、しっかり見つめろ、って忠告するのかな、と。

自分なんかいなくても、世界は回るし、たくましいってか。

(自分がいない方の確率、世界と関わらない確率の方が明らかに大きいのに、その世界にそれでもいることの奇跡・意味、実感しろよ的な?まさにコロナ禍で落ち込みまくってる時にぴったりだね)

 

ただこんなの常日頃から考えてたら、それこそ死にたくなると思うので、やっぱり舞台でちょっと触れるぐらいがベストな気がします(笑)

 

明後日は『ドレッサー』(2020/02/27)観に行くので予習頑張ります。

 

追記:子午線の祀りせいでハードルがいつもより上がりまくってた状態で観たら、申し訳ないけど休憩中に帰りたくなりました。思わず「この程度のセリフで噛むなよ...」と失礼なことを思ってしまうぐらい…。

あと『ドレッサー』はもっと、コミカルで軽いテンポと皮肉の中に、流しきれない、なんか汚泥みたいな情念と重さが、ノーマン(=No Man、誰でもない→『リア王』のNothingFoolとか)と座長の共依存的関係性の中に見え隠れしてほしかったです。

今回は、個人的にですが、軽すぎた気がします。

長々と書いたら暴言しかでなそうだったのでここにまとめて終わる!!

コロナのせいで稽古も満足にできなかったんだろうけど子午線の祀りのクオリティ観た後だと評価も厳しくなるよねごめんね(笑)

 

流石にこの長さのブログは疲れました(笑)

*1:試しに個人的に連想したものあげてみます。

 

リア王

→星に関するくだりとか。星占いとか全然信じないエドマンドに騙されるエドガー含むリア側の人、みたいな対立とかあるし。エドマンドがI shoud have been that I am.て言うあたりとか。(戯曲持ってないんで怪しいですけど「この私生児が生まれた時、天でいっとう清純な星が輝いていたとしても、おれは今のおれになっていただろう」的なめっちゃ悪かっこいい感じのセリフだった気がする。エドマンド演じる人は胸焼けしそうなレベルで色気ダダ洩れな人じゃないと許さない…(謎の主張)

 

マクベスTomorrow Speechとか

子午線の祀りのハイライトシーン、戯曲で言うと第3幕のラストの、影身と知盛のやり取りのなかで「あの星から眺めれば、いつか必ずそうなるはずの運命の中へ、ひと足ひと足進み入って行くわれら人間の姿が、豆粒ほどの人形の動きのようにも見て取れるのかも知れぬ。」って知盛言うけど、マジでマクベスみしか感じないのは私だけですか!?!?!戯曲持ってる方、見比べてみてよほんとに!!!!???

 

ハムレット

→民部が三種の神器持って海に沈もうか沈まないか悩むときに「成るか—成らぬか―」って繰り返すけど、こういう肯定と否定の言葉の並びTo be or not to be...にしか聞こえないのは、もはや病気なんじゃないかな。人生にはハムレットがいっぱい。

→あと、「天と地の間にはなホレイショー...」的なあれ。これに関しては焼き直したレベルで似た、知盛のセリフがあった。戯曲持ってないからうろ覚えで怪しいけど...。

追記:これか。

There are more things in heaven and earth, Horatio Than are dreamt of in your philosophy.(1-5)

 

アントニークレオパトラのイノバーバス

→言わずもがな民部。圧倒的なイノバーバス感を感じるのは私だけかな?驚きの一致率だと思う(笑)。

 

『リチャード二世』とか。

義経が、埒が明かないから水主楫取(かこかんどり、船こぐ白い着物着た人たち。ほんとは戦のルール的に殺しちゃダメ)殺っちゃおうヒャッハー!!!てなった時に「天と地を覆そうこの期に及んで法も掟もあるものか!」(かっこいい!!)って言ったのを聞いて思い出した。まさにそういう話だったから。このセリフ、読んだときには流してたけど、舞台で見たら義経演じる成河さん、めっちゃ強調して喋ってたから、ハッてなって気が付いた。俳優さんってすごい。

 

あと所々の展開がシェイクスピアのやつでなんか見た事あるぞ...ってなる。

イルカとかまじダンカン。

民部裏切るかも、って場面の終わりに知盛突然言うところとか超劇的だし。

知盛の「お前は今宵かぎりこの知盛の前から消えてしまうのだ!」とか、何事?!、レベルで役者さん的に喋るの超楽しそうなセリフ。

よくこんなん考え付くな、というか、全編通してなんかそもそも知盛ハムレットやばい。てか福田恆存訳のハムレット知盛感やばい(そろそろ自分が何言ってるか、わけわかんなくなってきた)。

そういえば前に図書館で映像で野村萬斎さんのハムレット観たな…。変な重箱的な記憶しかないけど…。あと日本語のセリフとか、リズム良かったことぐらいしか覚えてない…(たしか、河合祥一朗訳?だった気が)。あと「ハーフアップのハムレット、私初めてみた」ってメモに書いてる。髪…??

 

とにかくなんか漠然と、日本題材、日本語で、日本人がシェイクスピア劇書いたらこうなった感がすごい(表現)