2021/05/29


今回は感想というより単に自業自得の愚痴です
宣言通り行ってきました!
なんで1週間に2回も能楽堂行ってるんだ?と自分でもちょっと謎です。
…それにしても今回の記事は読むの注意ですよ…
いやいつも要注意ではあるんだけど…たぶん今回愚痴しか書かないので…。
私が寝不足すぎた、っていうのがあるのかもしれないんですが、それにしてもなんかイマイチだった…。
見所では上演中にマダムがこそこそ喋るし、寒いのか暑いのか分からないけれど洋服の着脱を上演中に繰り返すし、後ろのおっさん(言い方)は太鼓だか鼓習ってんのか知んねえけど頼むから舞台の囃子に合わせて指で微妙にズレながらリズムとるのやめてくれというかせめて合わせてとってくれ…!!
みたいな感じです。ハイ。役者さんは一切悪くないです。こっち(観客)の問題です。主に私が寝不足で、疲れてて五感がやたら敏感になっていた、ってただそれだけです。
でも書きたいから書くよ…!!
というわけでレッツスタート
『半蔀』
小書(特殊演出)で「立花」ってなっていたので、ガチの立花が出てきました。
字幕見ると「池坊」の文字が。
能もお花も詳しくないけれど、たぶん『花戦さ』の池坊専好さんのなんかあれなんだろうな、的な感じでスルーしました。私この映画に出てくるお花見て、初めて「うわなんかかっけえ」って思いました。マジ綺麗だからお花見るつもりで観るべきだと思います。(突然のオススメ)
(なんで観たのかというと、この時テレビで放送された『のぼうの城』観るわ『七つの会議』観るわで、しかも『陰陽師』はかなり前に観たことあって…でここまで来たら、野村萬斎さん主演の映画の有名どころコンプリートしておくか…という謎の精神。だいたい全作品面白かったけど、萬斎さんが演じてた全部のキャラクターが「異端」的な描写だったので、全然「このあたりのもの」じゃねえwwwwって笑ってました。自分が性格悪いのは自覚してるので放っておいてください。)
で、お花はめっちゃかっこよかったし、シテの面とか装束とかも綺麗で「良き…」ってなりながら、前半いつも通り爆睡してたので、この演目は特に問題なく観られました。
強いて言うなら、お花を曲の途中で片付ける時にやや落としそうになって、まるでホラー映画観ているみたいに、周りのお客さんが「きゃ、あぶなーい」って小さい声で言ってたことがめちゃイラッときました(にっこり)
曲の途中で喋るな頼むから。ご時世的にもアウトだよ…。
あと作リ物に装束が引っかかるたびに息をのむのも出来ればやめていただけると大変ありがたい…。
あますところなく優美さを楽しむ演目だろ…もうちょっと穏やかな心で観させてほしい…、と自分勝手にキレてました。今思うと、もうちょっと心を広く持ちたいですね。すみませんでした。
『蚊相撲』
これに関しては和泉流のやつ観慣れて過ぎていた私が全面的に悪い。
タイミングとか動作とか台詞のリズムとかなんか全部
「しってるやつとチガウ…( ^ω^)」
みたいな感じになって、狂言観てたはずなのに寝るという暴挙。
…あんまり流派の違いとか今まで意識してなかったんですけど、やっぱあるんですね…(今更)
『鷺』
これを1番楽しみに行ったはずなのに…リズミカルなおっさんがね…見所でね…???
野外公演とかならいいけど、能楽堂では静かに観たい…。
それとも私が常識ないだけで、拍手は全員退場するまでしない、とかいう暗黙のルール的に、小さい声で謡ったり、リズム取ったりもしていい、とかいうのあるんでしょうか??あるんだったらマジごめんだけど、昨日の私は許せなかったです。辛い。
あと狂言口開の方とシテの方、気管に唾かなんか入ったのか知らないけど、かなり苦しそうにむせていたのでなんか観ていて不安になりました。舞はきれいだったので、大丈夫だといいんですけど…お身体が一番です…ぜひご自愛を…白石加代子さんも…(能楽堂行く途中でTwitterで知った。)
なんか…うーん…
能観てて「眠い…」以外でしんどくなったの初めてです。
「良い能だと寝られるけれど、下手な能では逆に寝られない」とか嘘だろ、って思っていたんですけれど、もしかして嘘じゃないのか??
まあでもいつか観た矢来能楽堂での『屋島』の衝撃超える能を探してまた観に行こうとは思います…。今学期はちょっともう無理かもしれないけど…。現代劇のチケットとりすぎた…。