感想日記

演劇とかの感想を感情的に書きなぐってます。あくまでも「感想」だし、備忘録としてネタバレしまくりなのでぜひ気を付けてください。でもあらすじとかはあんまり綺麗にはまとめてないです。

任侠映画あんまり観たことないけど任侠映画みたいだ、と思った『湊横濱荒狗挽歌~新粧、三人吉三。』

2021/09/01

KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ

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「冒」シーズン、ついに開幕ですか…!!

 

 

シーズン最後の冒険者たち~JOURNEY TO THE WEST~』も絶対観に行く…!と発表された演出と出演者を見て心に決めながら、行ってきました『湊横濱荒犬挽歌~新粧、三人吉三。』

 

 

…読めない!!!(笑)

「みなとよこはまあらぶるいぬのさけび~しんそう、さんにんきちさ。」だそうです。

 

 

パラドックス定数がちょっと気になっているので野木萌葱さんが脚本なら観に行くか…みたいなノリでチケットとりました。歌舞伎原作なのは題名からも分かるし。歌舞伎好きだし。

でもこんなに感染者数増えてるなんて思わなかったので罪悪感がヤバいです。

 

あと岡本玲さんが出演されていて(この前も思ったけどスタイルが良すぎる。今回もレザーパンツの似合い方が異常)『Le Fils 息子』岡本健一さん出演)検察側の証人(成河さん出演)も観に行く予定になっているので、なんか『森 フォレ』の出演者追っかけてるみたいになってるね…??

 

特に意識してなかったけどなんで…??

 

monsa-sm.hatenablog.com

 

 

あとオタコ姐さん、じゃなくて村岡希美さん出てたね…。声でわかったよ…。声の色気が相変わらずすごい…。

 

monsa-sm.hatenablog.com

 

あと、関係ないついでにもう1個書いておくんですけど冒険者たち~』の情報出た時に「話の内容知らんけど絶対成河さん猿孫悟空か馬だろ…!!」となった人が私以外にも多数いて安心しました。

だよね?敵役らしいけど。でも敵役にしたって人間なのか怪しいよね?

基本人間じゃない(レベルにイっちゃってる)の演じている印象。どんな印象だ。

 

あと今後ラビット・ホールとか『綾の鼓』と超面白そうなラインナップばっかりでもうKAATに住みたいです。せめて神奈川に住みたい。

毎度遠くて行くのが大変です!(逆ギレ)

 

 

公式の写真とか

公式サイト☟(なんかパソコンの調子が悪くていつもみたいには埋め込めなかった)

https://www.kaat.jp/d/minatoyokohama

 

youtu.be

 

 

たぶんちょっとズレた感想

開場して、客席に入っていったらメイドさんが舞台の椅子に微動だにせず座っていて「マネキン…!!?」とびっくりしたら俳優さんだった!という驚きもあったんですけど(開演前に既に俳優さんが役として舞台でわちゃわちゃやってるタイプの演出だった)、何よりも笑ってしまったのが前の座席に座っていたお客さん。

 

最初は特に気にも留めてなかったんですが、その方の隣の座席にもうひとり女性が座ったと思ったら検察側の証人』のパンフレットをほぼノールック&無言で女性にポイッと手渡すという。

 

…てか…??え??ここでも売ってるんだっけ??

 

と軽くパニックになりました。もちろん売ってません(笑)

 

たぶん人気公演でチケット取れなかったか、それとも代理で頼まれて買ってきたパンフの受け渡しの瞬間をたまたま目撃してしまったのかな、と思いました。

 

そして開演したら、舞台上では、法律的にいけないお薬の売人の話が出てくる。

 

 

…あれ…なんかさっき見たなこれ…デジャビュ…ブツの受け渡し…。

そっか人気公演のパンフレットはブツなのか…(混乱)

 

 

となって、変な方向から面白かったです。

 

それでふと、というか、座席位置的に必然的に前の座席が視界に入ってくるんですが、そのさっきパンフレット渡していた男性の方が、びっくりするぐらい反応が良くて。

 

物語の序盤、ちょっと過去と現在行ったり来たりしているのもあって、「これ人間関係何となくしか分からないけど、これであってんのかな…?どうなんだろ…?」となってた時とか漫画みたいに顎に手を当てて考えてたり、舞台で銃ぶっぱなすとハッとしてたり、前のめりになったり後ろにそったり、笑うポイントも他の方とズレてるわけではないけど、とにかくなんかめちゃくちゃ舞台へのレスポンスみたいなのがハッキリしてる方で、ごめん正直ちょっとかなり見てて面白かった(笑)。

心なしか舞台までいつも以上に面白く観られた気がする。

でも音はほとんど立てていないので一切うるさくないミラク

 

ほんとは舞台に集中して観るべきなんだろうけど、たまには客席の方見るのも結構面白いな…と思いました。

 

私も、余程、スペースみたいな小劇場じゃない限り、、基本メモ取りながら観てるから、もしこういう風に見られていたとしたら「なんかの学生…??」とか思われてんだろうな…。

 

そうです学生です…。座学の方だし、そもそも全然詳しくなくて死にそうになりながら勉強真っ最中だけど…。勉強と称して観劇楽しんでいるだけだけど…。春学期の成績はたぶん悪い方ではないしとりあえず秋学期も頑張るね…。よろしく大学…。

 

もうちょっとまともな感想

めっちゃ大好き!って感じではなかったけどハイクオリティで面白かった

舞台美術が、抽象的な感じ、とはまた真逆にシンプルな感じで、さっきあげた画像見れば分かるかと思うんですけどもうこのままヤクザ出てくる系の映画撮れるな、ってレベルで具体的に作りこまれていました。

舞台上空にはちょっと雰囲気よさげな喫茶店にありそうなオシャレなランプみたいなのあったり、若い世代3人が酒の代わりに飲み交わすフルーツポンチはガチのフルーツポンチだったりとか。

キャリア組の刑事さん(玉城裕規)がフルーツポンチ食べてイラつきながら「イチゴが好きなんだよ!」って突然言い出すのには笑いました。刑事さんイチゴ好きなのねww良かったねwww

 

どっちかと言うと脚本と俳優さんたちの魅力で突き進む感じの印象でした。

個人的な好みとしては、見立てとか観客へのアクションとか多めの方が好きなので、好みか?と言われると微妙なんですけど、全部が全部ハイクオリティで面白かったです。

 

あ、でもなんか、冒頭らへんでドンパチ騒ぎをした後、何故か墨汁の匂いがしてきて、「なんだこの匂い…??」となったら血の匂いがします!!」って舞台で誰か喋っていたので、「これ血の匂いか…」となりました。

こういう、劇場じゃなきゃ難しい演出のめっちゃ好き。

たぶん勘違いじゃない…とは…思う…。

 

物語関連

登場人物多かったし、うろ覚え感があるし、そもそもあんまりあらすじまとめるの得意じゃないんですけど、たぶんこんな感じ。

キャスト名は分かっているだけ頑張って書いたつもりだけど間違っているかもしれないです。ごめんなさい。

 

もともと「俺ら兄弟じゃーん!」的に、そこそこ良い感じに癒着してた、怖そうな刑事(渡辺哲)と、強そうなヤクザ(山本亨)と、ちょっと弱そうなヤクザラサール石井3人が、強そうなヤクザさんが稼いだはずの5億円が消えたことでトラブってる。

 

なんでトラブっているかというと、消えた、つまり盗まれたそのことよりも、怖そうな刑事さんが、自分の掌の上で人が踊るのを見るのが好きそうな感じの人で、「ヤクザとヤクザがつぶし合ったら面白いじゃん!」って焚きつけたから。

でも盗んだ犯人ではないっぽい。

要は、この刑事さん、何かしら人と「面白おかしく」関わっていたいけど、絶対に有利な立場にいたい、でも完全に蚊帳の外は嫌だなあ、っていうめっちゃめんどくさい大人です。だから息子を自分の所有物だと思っている節がある。

 

それぞれ親と同じ職に就いた子どもたちの世代(玉城裕規が若手キャリア刑事、岡本玲がカッコイイヤクザのお嬢、父と同じくちょっと弱そうなヤクザというか薬の売人が森優作…だったと思う)になってもなんかまだそういう確執が残っていて、子ども世代の3人は3人で、なんか「気に食わない親父たちが気まずそうにしてることだし、何より面白そうだしその5億円見つけようぜ!」って、たまり場と化してる鯨亭でフルーツポンチ食べ飲み交わしながらチーム組む…で色々混線してくる。

 

で、どうやらその5億円、強そうなヤクザさんの右腕的な人が、「俺じゃなくて、自分の子供、それも女なんかに組を任せようとしやがって…」的な恨みつらみがあったりなかったり的な感じで盗んだらしく、ついでに仲良くしてた刑事さんにも1億渡して共犯になってもらって、ずっと隠し持っていたみたい???(この辺りからかなり自信ない。曖昧。間違ってるかも。)

 

ラストにそのことが明らかになって、盗んだ2人はヤクザの金盗んだので当然死ぬわ(でも先にフルボッコにされていたヤクザより先に、共犯の刑事さんの方がコロッとやられちゃって「あれお前が先?」って言うのは「確かに」と思ってしまって笑う場面でもないのに笑っちゃった)、怖そうな刑事さんと強そうなヤクザさんは、親子関係とか人間関係のこじれみたいなのが、ここに至ってピークに達しちゃったみたいでやっぱり殺されちゃうわ、でヤクザ映画にありがちな血みどろ展開。

 

それでも、ある意味、親の代から続くごちゃごちゃも解決したし、3人中2人は父が死んで、父子関係からもある意味解放されてしまったし、もう俺ら引き止めるものないじゃんね!?よっしゃ船乗って、この鯨亭から、横浜から、心の赴くままどこへでも行ってしまおう!!

 

「好きなように生きる」ぜ!!

 

って、どこで誰かが、ヤクザ(あるいは刑事。ヤクザとは「権力の有無」の違いしかないって、怖そうな刑事さんが、息子のキャリア刑事さんに言い聞かせてた)の生きざまとして語っていたことを体現するかのように若者たちがエイヤッと出て行ってしまう。

 

ついでに5億円に直接関連した人で唯一生き残った弱そうなヤクザさんは、「おれ本当になんにも出来なかったなあ…」とやや呆然としている。

弱そうなヤクザさんの女房的存在(でも強そうなヤクザさんとも子供1人設けているし、怖そうな刑事さんとも関係があってもおかしくない感じのイイ女感満載の村岡希美の女性がそれを聞いて「だからこそこうしていられるんだよ…」って慰めている。

 

2人はこの後「同じところをぐるぐる回る」観覧車に乗りに行くらしい。

 

そんでもって一連の様子を、昔から変わらない様子で見つめ続けている、横浜港近くの宿兼喫茶店の鯨亭(くじらてい)の主人と、ヒトガタアンドロイドのメイド那須凛)さん…。

 

幕切れに新しいお客さんが入ってきて、いくら年月が経っても変わらないヒトガタのメイドさんが、いつものようにお出迎えの挨拶をした(下手にあるドアから強い照明が入ってくるので、上手側の壁にメイドさんの強い影が印象的に出来るところで幕。

 

たぶんこれ以前にも、これ以降にも似たようなドラマが展開して、きっとヒトガタちゃんと鯨亭は、その人間ドラマを、変わらず、この横浜で、ずっと見続けていくんだろうな…と不思議に感慨深いような気持になりました。

だって劇場がKAATだし!!横浜だし!!

 

あと役名覚えてなくて「弱いヤクザさん」って書いたんですけど、この人、確かに友人?たちが目の前で死んでいくのに「なんにも出来なかった」かもしれないし、5億円に関しても「盗もうと思えば盗めたけどする勇気がなかった」って、一見頼りない印象ではあるんですが、そうやってじっと世の中を見つめるように生きていくのも、ある意味「強さ」かな、とも思いました。

 

だって現にこの人だけ生き残っているわけだし。

当人の気持ちは知らんけど、女房的存在の女の人のセリフに完全同意です。

 

若者3人が、歌舞伎の方みたいに酒、じゃなくてフルーツポンチ飲み交わしていたんで、最後歌舞伎みたいにこの世での逃げ場を失って死ぬのかと思ったら、逆に解放されて飛び出していくのが、アウトローな感じですっきり気持ちが良くてかっこよかったんですが、「変わらず見つめ続ける」そういう存在とか、鯨亭及びヒトガタちゃんにも、人生しっかり生きていた大人にだけは分かりそうな渋い魅力を感じる気が…。

だから私まだ分かりきれてない感があるけど…。

 

こまごました感想

岡本玲さんの衣裳がかっこかわいいセクシー!!

あと何であんなにスタイルがいいんだ!?!?私もとりあえずストレッチを頑張る!!

『森 フォレ』三人吉三。』観ただけだけど、安定して上手い印象があります。

またなんか観に行こう…。

 

それとキャリア刑事を演じていた玉城裕規さん?初めて観たんですけど、すごいセリフ聞き取りやすいし、ちょっとタガ外れた感じの演技が好きな感じでした。

違法薬物所持でしょっぴいた弱そうなヤクザ息子(森優作)が「頭痛薬らしいっすよコレ」って苦し紛れに言うから「へえ~そっか~~(にっこり)」で1つ飲んでけらけら笑い出しながらラリったみたいに「そんなわきゃねえだろうが!?(にっこり)」してるとこなんか面白こわくて笑っちゃった(笑)。

キャリア刑事にしては恐ろしすぎるよ!

 

あとどっかで強そうなヤクザさんが脇腹をかくためにスーツの内側に手を突っ込んだ時は、「絶対拳銃だ…!!」と、その目の前にいた弱そうなヤクザさんのみっちゃん(そうだ!弱そうなヤクザさん父はみっちゃんだ!!)と一緒にひやりとして、拳銃じゃなかったと分かって、にやりとしました。

 

やっぱり全体的に脚本が面白い印象だったなあ…。

でも父子関係のどろどろした感じは、私自身特にそういうの無いので「そんなもんなのかな」ってレベルの感想しか出てこないのが辛い。

あと「正義を貫くにも金が要る人の世」ってセリフには赤べこ状態で頷いていました。

 

ヤクザっぽく叫ぶ部分のセリフがかなり聞き取りづらかったのが、難点と言えば難点だけど、それぐらいかなって感じです。

 

ライブ配信アーカイブ有)あるらしいです。

とにかく任侠映画みたいな物語がすごいし、映画的に面白くもあったので配信で観るのも全然ありかな、と個人的には思いました。

 

詳しくは公式サイトにあると思います。千秋楽の9月12日っぽい?☟

https://www.kaat.jp/d/minatoyokohama

 

なんか感想というか、あらすじ書きなぐっただけで終わった感があるけど、とりあえず明日は『Le Fils 息子』観に行ってきます!

 

あと全然関係ないけど、駅の自販機でマスクが売られていてすごくビビった!!

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