感想日記

演劇とかの感想を感情的に書きなぐってます。あくまでも「感想」だし、備忘録としてネタバレしまくりなのでぜひ気を付けてください。でもあらすじとかはあんまり綺麗にはまとめてないです。

久しぶりのサーカスでテンション爆上げになった『フィアース5』

2021/10/09

世田谷パブリックシアター

f:id:monsa_sm:20211010093059p:plain

写り込みが激しいけど顔はマスクあるしたぶん大丈夫なはず

 

 

今年は世田谷パブリックシアターに通いまくってる気がします。もう…これで4回目??狂言劇場、森フォレ、検察側)かな。結構すごいかも。

 

2019年When Angels Fall/地上の天使たち』でめちゃくちゃに感動したので今回も期待値爆上げで行ったら、期待を裏切らない楽しさと面白さでした。

 

でも図書館で『書を捨てよ町へ出よう』観終わってから向かったら、開演15分前につくという、1時間前行動当たり前(そして劇場の周辺を探索する)人間には、デッドオアアライブの展開でした。

そろそろ真面目に恨むぞ寺山修司。なんなんだあの顔面クロース・アップのエンドクレジット代わりみたいな映像。何かあるかと思って観てしまったじゃないか。あと結構な方言だったけどあれ東京の人どこまで初見で聞き取れるのかは単純に気になる…。

 

 

☝とか書いているのは10月10日だったんですが、ただいまあっという間に10月22日です。とてもおかしい。寺山修司の発表は無事に終わりました。あのぶんだと評価Aはくるはず…。たぶん…。

 

てなわけでサクサク行きます。

ロロPARCOの『ジュリアス・シーザーの感想もまとめてないので急がねばならぬ…!!

あとどうでもいいお知らせなんですけど『THE BEE』のチケットを無事確保できたので11月に行ってきます!!

 

 

公式サイト(舞台写真が豊富だよ)

setagaya-pt.jp

 

そういえば、初日に舞台観に行くって久しぶりでした。ちょっと贅沢感。

 

この間観た時も思ったけどちょっとグロくて好き

観客席入ったら、かなり無機質で飾り気のない感じの舞台装置だったので、「なんか稽古場みたいだな…」と思ってたら、どうも、あるステージへ向けて、それぞれのアーティストが試行錯誤しながら稽古している、っていうストーリーっぽかったです。

その様子をオムニバス形式みたいな感じで構成している印象でした。

 

綱渡りの人が最初に練習し出すんですけど、綱渡りまだ慣れていない設定みたいで、あえて下手な演技でやるので、「頑張れ…!!」と謎の応援しながら観ちゃいました。

あとなんかこの綱渡りの人、バク転も出来ない設定らしい…?

超ビビりながら補助付きの練習している場面が続きにありました。

結局ラスト(衣裳もちゃんと着てステージに今から出るぞ、って言う場面で終わる)までできていなかったような…??

そういえばキャスト表見たら綱渡りやられていた吉川健斗さん、今回がタイトワイヤー(綱渡り)初挑戦とか書いてあって、ちょっと信じられないですね…プロってすごすぎじゃね…なんでもできるの…???となりました。

 

綱渡りの人が綱渡りしているワイヤーのすぐ下で、たぶん杉本峻さんって方かな…なんか座長っぽく綱渡りを指導している人がいるんですけど、ちょっとちょっかいだしたり、失敗しそうになるとあわあわしてたりしてかなりコミカルでした。

 

でもコミカルなんだけど、綱渡りしている人に「こういう風に動くんだよ」みたいに動きを教えていたり、綱渡りの人が止まってしまったときは発破かけるみたいにして動かすので…。

しかも他の演者さんはそれを周りでじっと見ていたり、あるいは綱渡りの人が綱の上でやっている動きと同じ動きをしていたりするので…。

 

なんかコミカルなんだけど、「外部から動かされている」みたいに見えて怖いぞ…?

 

って感じました。

 

この印象は結構ずっとあったかな、って感じです。

そういえばこの前のWhen Angels Fall/地上の天使たち』の時も似たような感想書いてあるんだよね…。

 

「想像を超えるレベルの電気スタンドみたいな装置が自由自在に動くから、人間を超えるいっそカミサマ的な何かがそこを支配してるって感じがする…!!」

 

みたいな感想を当時のメモに書いてます。

☟このサイトに写真とか動画がある。

natalie.mu

 

なんか、あんまりサーカスについては勉強したことがないので、感想どころかざっくりした印象でしかないんですけど、サーカスって色々な器具を使って、それで身体を機械化していくというか、肉体すら自由自在に用いることができる器具化(身体化?)していくみたいな感じがあるので、外部から力がかかる…、強迫観念…?みたいなものを意外とダイレクトに表現するのに向いてるのかな…と思いました。

 

ストレッチから始まってリングを使って空中でめちゃくちゃしなやかなパフォーマンスする人も、まるで中央にぶら下がっているリングから逃げようとするのに、逃げられずに引き寄せられてしまうみたいな演技していたし、アスリートとかも手に付けるのによく使ってそうな粉みたいなのをまき散らしちゃって、そのうえで何とか立とうとするんだけど結局は粉で、滑らざるを得ないみたいなコミカルなダンスしていた人も、なんかそんな感じのあれなのかな…と語彙力低めに思いました。

 

オムニバス形式で、それぞれのメインの人がいるんですが、それ以外の人は断続的に中央の人と同じような動きをしたり、ただじっと見つめていたりするので、余計外からの圧力みたいなものを感じてしまって…。

 

そうだあれだ、好きなことのはずなのに、極めようとするとなんか楽しくなくて、迫ってくるみたいに辛い時みたいな感じの印象!!

 

上手手前(たしか。うろ覚え)に椅子並べて、何人かで座って機械的に踊るみたいな場面も挟まれていたんですけど、その時は肥大化して互いに部分的に重なり合った不気味な影絵が舞台後方に写っているのも、なんかそういう、外部からの力と呼応して変な方向に拡大していきそうな人間のヤバめメンタルor自意識みたいな表現だったのかなあ…。

適切な語彙がロストしてる。辛い。

 

まあそう感じたのでそういうことでいいいですよね。どうせこれただの感想だし!

 

特にラスト付近の蜘蛛の巣みたいにロープが汲まれて、キャストの人がつるされた状態でパフォーマンスする場面なんか、ちょっとグロテスクなくらいそういうのが浮き彫りになっていました。

 

まずつるされるための器具をみんなからつけられるのを、あまり心地いいとは思っていなさそうな感じだったし、そのあと、何度も絶叫しながら、客席の方に走り出してくるんだけど、そのたびに、みんなが下で支えているロープをぐんっと下に引っ張って、つるされる人を舞台後方の空中に引き戻すんで、結構ホラーっぽかったです。

たまに映画でない??井戸とかに引きずり込まれそうで、何度も這い上がるけど足掴まれて落ちていくみたいな。

 

だから最後につるされている人が、舞台上方に設置されているむき出しの梁にのぼって、その真ん中から脱力したように地上に一気に落ちてくるシーンは、絶望して自殺でもしたのかとかなりぎょっとしました。

楽しいサーカスを観に来たのにメンタルにくるぞおかしいでもこういう予想外嫌いじゃない…!!

 

まああくまで稽古の設定っぽくて、その後マネージャーみたいな人が「早く準備してよ!!」みたいにぷんぷんしながら(ちょっとかわいかった)出てきたら、みんなそそくさと準備し始めるので、ほっとはしたんですが、その時、ステージ用の衣裳が、それぞれ袋に入って、ロープにつられた状態で、するする上から個人個人の目の間に降りてくるという…。

 

いやベケットかよ…!!!!

最近ちょっと色々読まさったんです。連想してしまうのは察してください…。

 

なんかあったよね…そういうの…。まあいいや…。

『言葉なき行為Ⅱ』は演劇博物館前での上演記録映像を観たことがあるんですけど、たぶんあれ以上に泣きそうになったヤツないんじゃないかな…。

講義中じゃなかったらたぶん泣いてた気もする…。あれはしんどかった…。まさか午後イチの眠たい講義で、「今を生きるという困難さ」みたいなものを突き付けられると誰が想像できるんだよ…。恨むぞ先生ありがとう…。

 

舞台中央で回転するものに当たる照明が強すぎて惚れる

ラストシーンでも、舞台中央につるされた砂袋みたいなモノに穴をあけて回転させると、それが徐々に上昇していくので、白っぽい粉?砂?がら螺旋状に、舞台に並んだ演者さんたちの上に落ちてくるんですが、その螺旋上に形成されたすぐ消えちゃう円柱みたいなモノに照明が当たるのがマジできれい。美しい。ちょっと言葉を失うレベル。

 

その下に演者さんたちが衣裳着て、わりと晴れやかな顔で一列にならんでるので、祝福しているみたいなスポットライト的にも見えたというか…。

 

ここまで結構しんどさがある内容だったけど最後は割と「でもそんなんでも人間は結構強い!」みたいな希望は残した終わり方で、観終わった後は意外とスッキリしてました。

 

それにしても、リングとか、あと2本のロープみたいなのを腕に巻き付けてものすごいアクロバットを展開するときのそのロープとか、とにかく舞台中央にあって、ちょっと回転したり、螺旋を描いたりして、なおかつ光を反射するモノへの照明の当て方がマジで上演中ずっと綺麗でした…。

 

シンプルな装置が多いし、器具的な身体の使い方しているから、そういう照明のちょっとした動きみたいなのがえらい印象に残るというか…。

 

照明大勝利だよ…好き…。

 

ちょっとハプニングが起きた(気がしただけかもしれない)

まだ小学校低学年かな、みたいな人も観に来ていたんですけど、上演冒頭って綱渡りの失敗を繰り返す場面なので、あんまり「いかにもサーカスです!!」みたいな迫力がなかったからか、「思ったよりおもしろくない!」って良く通る声(子供の声って変に力入っていないからかめちゃきれいに通らない??)が響いたときは、綱渡り初心者(という「設定」なだけだけど結構没入して観ていたので)の兄ちゃんショックで落ちんじゃねえか!?とかなりヒヤッとしました。それも含めて面白かったかな…。

 

もちろんその後一切そういう声が聞こえなかったので、きっと楽しかったのかな、と謎に年上のお姉さん気分でほんわかしてました。

 

P.S. 名も知らぬ君へ。

ごめん勝手にお姉さん気分に浸ってて。迷惑だよね。マジすみませんでした。

 

やっぱりサーカスはすごい身体とパフォーマンスが観られるので好き

また観に行きたいです!以上!!

 

というわけで駆け足で書いたのでこれから学校行ってきます。

 

週末に他の感想書いてしまえるといいんだけど…。


あ、全然関係ないんですが『スポンジ・ボブ ミュージカル:ライブ・オン・ステージ』はすっごい楽しかったです!!昨日ようやく観ました!

スポンジ・ボブ役の人の身体能力が冒頭から異常だしプランクトンが予想外過ぎて最高だったし、なにより緊急事態下での全体と個の関係性における権力の乱用や、差別、排除、扇動、盲信みたいなものが、子ど向けらしいポップで華やかで楽しさ満点の皮を被って余すところなく含まれていたので、コロナ禍が終わった後に、全世界で上演して全人類観ればイイと思う!!

ラストはみんなでごめんなさいして大団円なので、私も当然見習うけど、お偉いさんたちにも見習ってほしいな!!

 

なんか全体と押してとっ散らかった感想になっちゃった感があるけど、とりあえず行ってきます!