2021/11/06
シアター風姿花伝


どっかの舞台観に行った時にもらったチラシがおしゃれで目を惹かれたので、勢いで観に行ってきました。
「アマヤドリってなんか聞いたことあるな…。前ひょっとこ乱舞だったけか…。成河さんをWikipediaで検索した時に見たんだっけ…??というかなんだろうチラシのこの後ろの文章…。ヤバそう…。買う…。」
みたいな思考回路でした。
なんか疲れた思考回路な気もするけど観に行って良かったのでグッジョブ私。
かなり気に入ったので、12月の公演もほんとは観に行きたいんですが、セルフドクターストップ(メンタルの状態が最近明らかにヤベー自覚があるし、母からも「休日は休め」とストップもかかった)ので、回復したらまたの機会に観に行きます…!!
12月、すでに5本観に行く予定入ってるしね…!!!
ちなみにどのくらいヤベーかというと、なにかの演劇観ると、ふと役者さんに向かって「なんでこの人たちこんな薄暗いとこで大声でぎゃあぎゃあしてるんだろう…」、自分を含めた観客に対して「そしてなんでうちらはここにそれをわざわざ金払って観に来てるんだろう…」となるぐらい。
好きなもの観てるのにこんなこと考えてるなんてもう疲れてるとしか言えない…(遠い目)
- 公式の写真とか、てか戯曲が読める!!すごい!!
- 短めの感想というかもはやメモ
- 何よりも出演されていた役者さんたちがすごかった…
- それと舞台美術が素敵だった
- (当事者だったら絶対笑えないレベルでシリアスだけど)かなり笑えたので好き
公式の写真とか、てか戯曲が読める!!すごい!!
えええ前から聞いてた『銀髪』とかも読めんじゃんもっとはやく言ってよおおお(自業自得)
時間ある時にゆっくり読もうかと思います。
あと『崩れる』の戯曲は読み方に慣れるのに時間が結構かかりました。ここまでくると楽譜じゃんか…。
と言う訳であらすじ知りたい方は読めばいいと思います!!
それか配信あるみたいなんで買うとか!!
【崩れる*終演のご挨拶】
— アマヤドリ (@amayadorix) 2021年11月13日
アマヤドリ
20周年記念公演 第1弾
『崩れる』
お陰様で無事大千穐楽を迎えました!
ご来場くださった皆様、
応援してくださった皆様、
誠にありがとうございました!
東京公演・配信アーカイブ好評発売中!https://t.co/c88Pwu6E7q
※11/18(木)までご視聴いただけます。 pic.twitter.com/WexNhAeDO3
あと舞台写真とか☟
【崩れる*11/8当日券情報】
— アマヤドリ (@amayadorix) 2021年11月7日
東京公演千穐楽、お陰様で【完売キャンセル待ち】となりました!
11/8(月)
開場 13:15
開演 14:00
@シアター風姿花伝
(東京都新宿区中落合2-1-10)
当日券は13:15より先着順で若干枚販売します。
見切れ席でのご案内になる可能性がございます。ご了承くださいませ。 https://t.co/3R3eBgpXGt pic.twitter.com/srU5LguiKp
短めの感想というかもはやメモ
久しぶりに会話が面白いなあって思いました。
リアルにあるなこういうの…っていうか、間とかタイミングとか音程とかテンションが完璧というか。
戯曲が楽譜なだけあるぜ…。
経営破綻して、なんなら雨漏りするぐらい崩れかかっててもうすぐ閉める旅館で、人間関係が雨漏りどころか更地になるレベルで崩壊していく話なので、気まずくなった時のあの何とも言えない微妙な間に流れる、観客席にまで伝わってくるあの空気感は演劇じゃないと体験できない…!!!
映画だともっと没入して当事者感覚で辛くなるけど、演劇だとやや距離があるくせにすぐそこで展開されるのでこういうヤバくなっていく関係性は野次馬根性でニヤニヤしちゃう…!
カフェに入った時に隣の席で別れ話をされた時の感覚です。そうだそれだ。たぶん。
あとどうでもいいことなんですけど、「給食の匂いがしてきた…!!」と思ったら、食事のシーンでほんとに食べていたので、ちょっとびっくりしました。
前に『ポルノグラフィ』観た時も、ラストにチキンの匂いが(かなり意図的に効果として)伝わってきてものすごくビビった記憶があるので、観劇時に1番の盲点になるのは嗅覚かもしれない…、と思いました。
隣に座る方が香水とかつけているとかなら話別ですけど…。
今読むと長すぎだな…よく書いたな…。めちゃくちゃだけど…。
あと針谷(友人3人に騙される形になってしまった人)の
君たちが許される方法について、なんで俺が考えて答えを出さなきゃいけないの?
それを考えることも含めて謝罪なんじゃないの?
っていうセリフが地味に刺さったというか…。
それな!ボタンがあったら連打していた気がします…。
他にもあった気がするけど、長台詞だったので正確に思い出せない…。
まあ戯曲あるから読み直せばいいか…。
何よりも出演されていた役者さんたちがすごかった…
1人も知っている方はいなかったんですけど、全員魅力的でした…。てか上手い…。
キレた針谷の、それでも努めて冷静でいようとして抑えようとするときの声の感じとか…。
江田の空気読めない感じには心底ムカついたし笑ったし…。
あと河井に関しては冒頭で名前だけ出てくるから、この人が主人公かと思ったら、違うんかい…!!若干蚊帳の外感がある人なので、気まずい空気の中で「俺場違いじゃね…てか何か言ったほうがいいのかな…」的に無言の状態での雰囲気が最高だった…。
あと旅館の主人の園田さんの人生経験豊富そうな感じ好き…!!セリフもいいのいっぱいだ…!
みたいな感じでした。全然書ききれてないけど…。
戯曲読むだけで再生されるぐらい魅力的でした。
…てかほんとに男性しか出てないなこの作品。
あと最後のちょっとしたどんでん返しはマジでビビったよ…。
そう転んでいくか…ってなったわ…。
それと舞台美術が素敵だった
アマヤドリ『崩れる』模型写真と舞台奥から。山中の旅館、林立する柱。そして光る畳、光る柱。今回は光が大きな要素でした。地方公演も終演。おつかれさまでした pic.twitter.com/DLg6VGmGBj
— 平山正太郎 (@junico825) 2021年11月13日
光がなんか雰囲気あって好きでした。
あと、シアター風姿花伝なんでかなりちっちゃめな舞台なんですけど、舞台から一段下に(客席最前列と同じ高さに)舞台に沿ったL字型の空間を作って使っていて、舞台上と、一段下のL字型になった空間を使い分けていたので、旅館内で仲間割れして2グループ化した時に、それぞれの場面が入れ替わる際に、照明の当て方で舞台上と空間をすごいスムーズに転換していて、すげえ…!と思いました。(語彙力)
(当事者だったら絶対笑えないレベルでシリアスだけど)かなり笑えたので好き
久しぶりに、演劇観てここまで笑ったなあって感じです。
すごい笑った。ブラックな意味で。
なんかほんとに最近にしては珍しく「面白かった!楽しかった!!」って素直に思いました。
思い切って観に行って良かったです。