2021/12/13
文学座アトリエ(初めて行ったけどトイレがめちゃくちゃ綺麗だった。素敵)
去年観て感想書いてなかった演劇の感想を、なんとか年度末までに書いてしまおう第1弾です(勝手に企画)。
あと宣言した通りまたブログの書き方を微妙に変えようと思ってます。
公式とか
随分期間があいてしまったのでダイジェスト映像もあがってました。これはラッキー。
嫌いではなかったけど...
全部読んだことある戯曲だったので、内容については「へぇ...実際にやるとこんな感じなんだ...」という感じでした。
ピンターの作品は読むとまあなんとなく分かるけど、観るとなぜか全然分かんなくなったりすることがあるので不思議です。あと下手すると寝ちゃう。(今回は起きてました!面白かったので!)
ずっと前に全く笑えない『誰もいない国』を観てから、抱腹絶倒できるNTLive版の『誰もいない国』を観るまでピンターアレルギー気味だったので、毎回ピンター作品は笑えるか笑えないかでドキドキしています。今回もちゃんと笑えたのですごく良かったです。
あの微塵も笑えなかった『誰もいない国』はなんだったんだろう...。
でも正直「そこそんなに叫んじゃう...??」と思う部分もありました。
シリアスすぎるというか暗すぎるというか...。セリフ自体はさすが文学座!というか、ちゃんと言葉が音じゃなくて意味として聞こえてくるので最高だったんですけど...。
完全に好みの問題ですが、もうちょっと軽めで陽気な雰囲気の中でやってるピンター作品の方が好きです。どんなに陽気にやろうと戯曲のセリフがもつ閉塞感と圧迫感だけでしんどすぎるので、いっそ明るめにやることで逆に浮き彫りにする...みたいな方が個人的には好き。
好きだったとこ
ダイジェスト映像にはないんですけど、場面転換の時に、照明が、ちょっと緑がかったなんとも言えない暗い色に変わって、俳優さん含め舞台面全体が古い白黒写真みたいな色になっていて、それはなんかすごく好きでした。
最前列だったからか自分の方にもちょっと照明あたってて、手の色とかがなかなかグロテスクな色になったんですけど、「自分の身体だけがなんか白黒写真とか白黒映画の中に持っていかれてしまった!」みたいな不可思議感覚になりました。
ちょっと違うかもだけど、椅子に座った状態で金縛りにあって、意識はハッキリしてるんだけど身体だけ別モンになった、というか。
個人的には舞台がどうのこうのよりもその感覚が面白すぎて、それ以外の感想が薄れてしまった感があります(笑)
舞台上には見えない何かにずっしり押し付けられてる登場人物たちと、ちょっとだけ似た感覚になった気がしました。
まとめ、ではない
とりあえず当日券で飛び込んでみて良かったです。
ちなみにこの6作品のなかだと『丁度それだけ』が好きですが、ピンターの作品の中だと『料理昇降機(ダム・ウェイター)』と『パーティーの時間』、短いやつだと『それはそれとして』が好きかなあ…。
ところで、今日は『だからビリーは東京で』を観てきました。この時期に満席。すごい!内容もすごい!(感想はまた後日まとめる!)