感想日記

演劇とかの感想を感情的に書きなぐってます。あくまでも「感想」だし、備忘録としてネタバレしまくりなのでぜひ気を付けてください。でもあらすじとかはあんまり綺麗にはまとめてないです。

『リチャード二世』

2020/07/31
シネ・リーブル池袋
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....うわあああああああああぁぁぁ(大号泣)
レポート終わらせました!なんとか!
すごくない?!もう知らない!!!
しかもコロナウイルスのせいで
めっちゃ頑張ったのに夏の帰省できない!

これはもうよっしゃ腹いせに
『嘆きの王冠』とNTLiveアンコール上映を
是非ともコンプリートするしかない!
...っていう謎の思考回路に陥ったので
政府から貰った10万の半分ぐらいのお金使って
いっちょやったろうかと思います。

というわけで『嘆きの王冠』第1弾。
とりあえず今週は『ヘンリー四世』までです。
来週NTLive挟んで再来週『ヘンリー五世』から
っていうなかなか素敵な予定を組みました。

『リチャード二世』ってどうもf:id:monsa_sm:20200731233541j:plain
サイモン・ラッセル・ビールさんのイメージが
強かったんですが、
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ベン・ウィショーさんもいいですね...。
中世ちょっと引きずってていいと思うよ!!

...と思ったらやっぱり初っ端から
キリストの磔刑のショット。
かーらーのーダウンしてリチャード二世。
やったーせいかーい!(テンション)

しかも第3幕第2場?にあるはずの

"Let's talk of graves...(略)"
And tell sad stories of the death of kings"
(墓の話をしよう...
死んだ王たちの話を伝えよう)

って言うスピーチをナレーションっぽく
最初に持ってくるとか最高...。
こっからドロドロの王権争い大河ドラマ
始まっちゃうんですね。楽しみですはい。
みたいになりました。かっけえ。惚れる。

しかもラストはマジでキリストにしかみえない、
リチャード二世の遺体から
今度は上にカメラが動いて最初に戻るんですよ。
やばくない?とことんキリスト推しがすごい。
しかも最初の真逆のカメラの動きだから
よーいドンしてぐるんっと一周して、
初めに戻る感じが...もう王冠の輪っかと一緒で
虚無感半端なくて最高に好きです。
虚無虚無プリンと言えば
死の舞踏の踊る骸骨も出てきてましたね。
コインをぐるぐる回すと
裏表の絵がパラパラ漫画みたいに動くやつで。
メメント・モリって感じですか?
みんなどうせ死ぬんだから
現世での名誉や利益がなんだってんだ!
ってこんにちはハムレットしちゃうあれですか?
無常観大好きですよ。いいと思う。

(ひっっさしぶりにブログ書くので
心做しか語彙力死んでるような気が
しないでもないですがまあいいや。
お付き合いしてくださる方だけどーぞ!笑)

これぞHollow Crown(虚ろな王冠)!
てかホロウ・クラウンって日本語だけ見ると
虚ろなクラウン道化clown)にも聞こえて
やばいめっちゃ滾る....!
歴史と血筋と運命に翻弄された王達は
みんな王冠っていう空っぽな輪っかを求めて
じたばたしまくって逃げることも出来ず
哀れに死んでった道化ってことですか先生...!?

(ごめんなさい、深夜テンションです)

でも正直観てる間、ずっと
サイモン・リチャード(勝手に略す)と
比較し続けてしまった...。
めっちゃパニックですよね。誰か分かって。
2画面のテレビで同時進行で観てる感じです。
今回ばかりは記憶力がそこそこいいのが
なんとも悔やまれたというか...。

まあそんだけサイモン・リチャードの
印象が強かった...ってことでもあるのかな。
確かにあの舞台は最高だった...。
そういえばサイモン・リチャードの方が、
道化感は強かったですね。話繋げると。

これはシェイクスピア作品を映画にすると、
極端に笑いが減ってシリアス一直線
なぜかなっちゃうって謎現象のせいかもです...。
いやこれほんとマジなんですよ...。
喜劇でも舞台の5分の1とかまで減ります。
減ることはあっても増えることはまず無い...。
なんで...ほんとになんで....。

というか逆に映画になると、
『リチャード二世』とかだと庭師のシーンとか

(なんでか知らんけどハリポタのフィルチ役
デイビッド・ブラッドリーさんを
ここだけに使うという謎の贅沢キャスティング

あと独白のシーンとか、
ちょっと"語りすぎ""話逸れすぎ"に見えちゃう
っていうのも引っかかったといえば
引っかかったかなあ...。
普通だったら心の声で入るよな、みたいなのを
全部喋っちゃってたので...。
人種とかカメラ目線のショットとか
色々映画詳しい人からするとんんんんん!?
ってなりそうなとこは何となくぼんやり
結構あったような気がするんですが
まだまだ勉強中なのでスルーします笑。

そう考えると映画と演劇の中間みたいな演出が
結構多かったような気も...。
なんとなく、どの映画とも似ても似つかない
時間の独特のテンポがあって、
そういうせいもあるのかなあと思います。
慣れたら行けます大丈夫。

ちなみにロンドン塔を輪切りに見上げた○と
王冠の○をオーバーラップしてた演出が
個人的には1番好きでした。
なんか王冠を頭に乗っけると
軽く頭がきゅってしめつけられるのかな、
って勝手に想像してるんですが、
その締めつけがロンドン塔への片道予約切符、
みたいな手錠的なものに見えちゃって...。

いやあボリングブルック(ロリー・キニア)の
やっちまった的な表情超良かった...。
そうだよ次はお前の番だよどんまい!!ざまあ!
みたいな気持ちになりました。(性格悪い)

あと王冠を井戸に例えるあの一連のセリフは
"シェイクスピア...まじ天才...Jesus..."
ってなります。100人いたら99人なる。
根拠なんてないけどなるったらなる!
片方の王の悲しみの涙で重くなった桶が沈むと
反対に次の王の桶が王冠という井戸の中から
水汲みみたいに上がってくるって
かっこよすぎて死にそう...。好き...。
その後リチャード二世がひれ伏したまま
ヘンリー四世(ボリングブルック)に
最大級の皮肉を込めて
王冠を転がしてよこすのほんと好き...。
王座と王冠に対しての愛憎併存が
滲み出てます...ダメだもう好きしか言えない...。

まあでも全体としてはこんなもんですかね...。
というわけで以下、美匂的変態衝撃映画(失礼)
『パフューム』で惚れに惚れた
ベン・ウィショーさんについて書くぞー٩(´・ω・`)و

まず、観て最初の感想。
喋ってる!!!!(失礼にも程がある)

いや、『パフューム』でほとんど
喋ったりしない主役だったんで、
何となく声の印象がすごく薄くて...。
まともに聞いたの初めてかも。
結構高いトーンですね。軸は低めだけど。
あとほんと立ってるだけで雰囲気あるなこの人。
『パフューム』見た時から思ってたけど
妙に存在感があるので王様役とかぴったりやん。

あとなんか、演じる役者さんが
若いリチャード二世を初めて見たので、
気まぐれなところとか、気性が荒いとことか、

(気性が荒い、っていうよりは
カッとなると勢いに乗ってやっちゃう、
って感じですかね...)

あと鏡のシーンで"シワがない..."っていうとこ
とかとかエトセトラで、
なんかセリフとかにピッタリハマってたので、
wiki先生に聞いてみたら
史実上も33歳で没って書いてるし、(若)
ふつーは若い方がやられるのかもですね。

あとはなんかもう....びっt(じゃないや)
気位の高い扱いづらい姉ちゃん、
っていう飲み屋だとめっちゃ人気のあれですね。
なんだろう...特に最初がほんとに...
マリー・アントワネットとかに近いような...。
いやリチャード二世は男性なので
形容としてちょっと変なのは
十分に分かってるんですけど...。
人がめっちゃ真面目な話してるのに、
キラキラした木とか"きれーい"みたいに
見ちゃうし、なんかペットの猿溺愛だし、
"いやいや話聞けよ王様"、みたいな。
おだてられるとめっちゃ気良くするし。
お前はどっかのお嬢か...!?(声にならない)
気まぐれでボリングブルックの
追放期間を減らしたのもうなずけますね。
こんだけ気まぐれワガママちゃんなら
やりかねねえわ。どんまい廷臣、胃が痛いね。
まあでもどことなく世間知らず感が
高貴といえば高貴な感じだったので、
没落してく落差は激しかったかなあ。

この色々悟り始める後半に向けての
リチャード二世の精神的な成長?
みたいなのもサイモン・リチャードよりも
凄い指数関数的にぐーんってありました。
サイモン・リチャードは...なんかね...
最初っから気づいてるけどあえて目を背けてた、
みたいな感じがあったので。

(これはこれで好き)

こんなに変わるもんなんだなあと思いました。

あとなんでPG12ついてるのかと思ったら、
結構ガッツリ首とか落としたしするのね...。
おーう、グロいのダメな方無理そう...。
まあ全然大丈夫なんでいんですけど。

海外が大河ドラマ作るとこうなるんだなあ...
と謎の感慨を抱きました。
あとこのキャストで舞台化したら
チケット代エグイなと思いました。
映画にしてくれてありがとう...。
とりあえず今日明日で『ヘンリー四世』を
頑張ってみてきます。
サイモン・ラッセル・ビールさんが
フォルスタッフとのことで
ワクワクが止まらない....。

あ、でもでも、申し訳ないけど
オリジナルドリンクは怖くて飲めない...。
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アイスティーなのに緑茶色って...。
何味あれ?もはやリジューに見える....。
謎は深まるばかりですが、
別にシャーロック・ホームズではないので
そのままそっとしておきたいと思います。