感想日記

演劇とかの感想を感情的に書きなぐってます。あくまでも「感想」だし、備忘録としてネタバレしまくりなのでぜひ気を付けてください。でもあらすじとかはあんまり綺麗にはまとめてないです。

The Taming of the Shrew『じゃじゃ馬ならし』

2020/11/08
東京芸術劇場 Playhouse
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感想まとめるのが遅くなりました!!くそう!!
全て学校が悪いんだ!授業時間を守んないから!
...いやほんとに守んないですよ...ひどい...。
悪いとトイレにも行けない...オンラインなのに...。

まあそれは置いといたにしても、
観れたよおおお!じゃじゃ馬ならし』!

ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー
来日公演も中止で落ち込んでたし、
イヴォ・ヴァン・ホーヴェの『ローマ悲劇』
もちろん中止で、屍と化してたけど、
ちょっと復活しました。やったね。

シェイクスピアの中でも割とTOP5に入るくらい
好きな戯曲です。嫌いな戯曲も別にないけど。

まあ上演の仕方とか、かなり演出を考えないと、
ひんしゅくとか買うような内容も含んでいるのは
一応わかっているつもりですが、

(RSCの公演中止のショックを
春学期のレポートへと無事に昇華しました。
A+だったよ。先生もきっと悔しかったんだね!)

個人的にはケイトは、周りの環境で
(世間体ばっか気にする父とか、
かーなーりーしたたかな可愛い妹とか)
ひん曲がっちゃった説を推してるので...。

まあ何が言いたいかというと
ケイト、シェイクスピアのヒロインの中でも
段違いにかわいいよね!
(雑)

イヴォ・ヴァン・ホーヴェさんも
(ねえこの人どれが名前でどれが名字?
毎回打つの疲れるんだけど???)

「ケイトは元々そういう性格ではない。
そう振る舞うのには理由があるんだ。」

的なことをインタビューで喋ってたし。
だよね。わかる。超そう思う!!!
みたいになりながら見てました笑

それにしてもR18じゃじゃ馬ならしって
一体全体どうなるのかと思ってたら



これは笑笑笑笑笑笑笑笑

ヤバすぎる笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑

こんなアブノーマルな変態シェイクスピア笑笑

観たことないんですけど笑笑笑笑笑笑笑笑

超汚ねえぇ!(褒めてる)笑笑笑笑笑笑笑笑



みたいになりました。いやマジで。
刻むように笑笑笑入れないとやばいぐらい
ほんとに超やばくて面白かったです。
(失われた語彙力はどこで求めるべきですか?)

確かにこれはR18かけるべきだな、と思いました。
レーティングが妥当だと思ったの久しぶりです。
純粋な高校生とか見たら卒倒しそう笑笑笑。

暴力、セックス、嘔吐、スカトロ...
ほんとになんでもありのシェイクスピアでした。


どこから書けばいいのかわかんないんですけど、
うーん...、どうしよう...。迷う...。えええ...。
(後から読んで思い出せるように書くのって
めっちゃめんどいです。自業自得だけど)


とりあえずメインの事書いてから、
細かい部分でここが面白かった!みたいなこと書こうかな...。
正直かなりぐちゃぐちゃしそうなんで...。
文章構成能力が欲しい...。つらい...。


ぶっちゃけると最初のうちは、

"ここまでエログロな感じでやる必要ある???"

みたいな感じで、楽しいは楽しかったんですけど、
なんていうか胃もたれ起こすギリギリの
好きか嫌いかよくわかんない感じでした。

でもね...でもなんだよ...!!!
ケイトがペトルーチオと結婚したあと、
「ならし」の時にね...!!
失禁したんだけどね...!
(書いてて思った。パワーワードすぎる。
あとあれは水を仕込んでたと信じたい)

...でそのあとペトルーチオが机に垂れた尿を
舐めるみたいなやつがあってね...!!!
(アブノーマルプレイにも程があるとは思う)

まあケイトは当然驚愕するんですけど(そりゃな)
なんていうかそれまでも結構エログロな感じで、
超絶どぎつい演出結構あったんですけど、
割とここハイライトな気がしました。

で、なんか、その今までのどぎつさが全部
ペトルーチオがケイトに対して

"君がなんでも構わない。それでも愛する!"

って伝えるみたいな1点に、
なんていうかとにかくそういうのが
このシーンに集約された!って感じがして、
ちょっと"うわあ...すげえ...(塞がらない口)"
みたいにしばらく放心してました。

まあやってることは飲尿なんですけど。

てか、まさかブログで飲尿って書く日が
こんなに早く来るなんて...。
...いや、そもそも書く日が来るなんて
思ってもいなかったですけど...。

まあもしかすると視覚的にも
かなりショッキングなので、そんな状況で
ケイトとペトルーチオが視線を交わしあってる
からこそ、なんかそんな風に感じたのかも???

実際にケイトもここからは結構態度が軟化して、

"もうなんでもいいわ"

みたいなことを言うし(オランダ語わからぬ)

しかもしかも!最後のケイトの演説!!
あれ結構最高でした。それ以外も素敵だけど。

なんとペトルーチオが観客席へおりるんですよ!
それで舞台中央に立ってるケイトのちょうど
真正面になる座席に座ってじっくり聞く。

なんていうか、客席にペトルーチオがいるので、
一般論っていうよりは、もっと個人的な論理
そんな印象を受けて、ケイトの言ってることが
普通よりも受け入れやすいような気がしました。

しかも、劇全体が(ラスト何十行ばっさりカットして)

"夫の心がそれで安らぐのならば"
※原文だとたぶんmay it do him ease.のところ。

っていうケイトのセリフで終わってるので、

向こうが自分を体当たりで愛してくれてるんだから、
こっちもこっちで体当たりで愛してやるわよ的な。

"ラブラブかよリア充め!"って感じでした。
最後に2人、手をつないで退場だし。
うんなんかもうかわいいから許す。

こういうカップルもあっていいよね
って思っちゃう感じでした。
なんだろう謎の説得力の『じゃじゃ馬ならし』だった...。

あととにかく演出が過激だった...。

まずは「いい子ぶりっ子」のビアンカ
描き方がやばいとしかいえないというか...。

セックスアピールが半端ない...。
まずスカート丈がおかしい...。
普通に立ってるだけでパンツ見えるスカートって
それはもはやスカートではないよね笑笑。

ピアノの上で股広げて誘惑してたりとか、
なんかもうビアンカがぶっ飛んでました。

なんかこんな感じのガラスボックスで
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(これに写ってるのはキャタリーナです)

家の中を表現してたんですが、
ガラスボックスの外とかで
みんながビアンカのことを

"美しく貞淑でまじ最高やん..."

って言ってるのに当の本人はガラスボックスの中で、
めちゃんこセックスアピールしてるので、
もうなんというか笑うしかない笑笑笑笑。

というかビアンカとルーセンショーが
ガラスボックスの中でヤッてる最中に
一応ブラインド閉じてるんですが、
何故か体の動きに合わせてブラインドが
チラチラ開く開く笑笑笑笑笑笑笑笑。

そのサービスショットは要らん笑笑笑笑。

でもヤラシイこと以外でも
結構面白かったです。ガラスボックス(当たり前)

教師相手にめちゃめちゃケイトが暴れる、
みたいな場面が冒頭(第二幕第一場)にあると思うんですけど、
ガラスボックスの中で暴れまくってることになって、
音自体は割と控えめなんですよね...。
視覚的な情報しかほぼない感じ。

だからその手前の舞台の部分で
バプティスタとペトルーチオとかが
割とガチめな持参金とかの話してるのが、
妙にジワりました。2人とも後ろ後ろ!!笑

あとペトルーチオ含め、求婚者男性陣の描写も
なんか見た事ない感じっていうか、面白かったです。

ペトルーチオだけ、いわゆるTheジーパン
て感じで、ほんのちょっとだけ周りから浮いてる、
みたいな感じはしなくもなかったんですが、

そんなのを忘れるレベルで全員ギャングっぽい笑。
というかノリが男子高とかパブリックスクールのあれ。

ルーセンショーのふりしてるトラーニオが
何故か寄ってたかってボコボコにされるわ、
人間ピラミッドはやるわ、(どうして)
シャワーの時間とか意味不明のこと言って、
これまたトラーニオの顔面にみんなで唾かけるわ、
トラーニオにペトルーチオのケツに
キスさせるわで。
(これはほんとにやってた。パンツ脱いで。
とりあえず俳優さんってやばやばい)

トラーニオ(ルーセンショーのフリしてる)が
集中砲火なのは、ビアンカに求婚するのが
他の人たちより遅くて後輩状態だからかな?

どっちにしろ洗礼感が半端ない笑笑笑。

まとめは賛美歌だかなんだかよくわかんないけど、
多分そこそこ拡張高い音楽に、
勝手に卑猥な歌詞つけて合唱してたし。
なんでみんな歌えるわけ笑笑笑笑。

なんで、といえば、何故か最後の最後まで、
トラーニオはボコボコにされたままです。
ビアンカの披露宴でほんとに何故かだらけの
トラーニオ。生きてる?大丈夫?

ちなみにこの場面もおめでたいはずなのに、
全くおめでたくないどころか、何故か全員
疲弊しきってるor酔いまくってるorだらけで...。

いやほんとにペトルーチオとケイトが
ものすごく健全でまともに見える
ぐらい汚い笑。
これ余程ですよ、まじで笑笑笑笑。

ビアンカはピザを咀嚼してから吐くな、
ルーセンショーは乳もむな、
あとみんなお酒飲むのもうやめとけ笑笑笑。
エトセトラって思わず思いました。

深読みするなら、結婚式が幸せの頂点で、
このあとぐったりしちゃうような夫婦生活が、
少なくともケイト達以外にはありそうな感じで、
なかなか心抉ってくる印象もあったかも。

あと個人的に好きだったのは、
ペトルーチオがビアンカに最初にアタックするとこかな。

原作だとペトルーチオが奮起するために

"But here she comes; and now, Petruchio, speak."
(ほら彼女が来たぞ、 さあ、ペトルーチオ、喋るんだ)

ってところで、ちょっとだけペトルーチオが
ほんとに告白前にド緊張してるような
自信なさそうな感じがチラッと見えて、
ちょっと応援したくなる感じで好感持ちました。

そして出てきたビアンカは何故かwith冷蔵庫

ペトルーチオにウンザリすると冷蔵庫に入るという。

どうしてそうなった笑笑笑笑笑笑。

まあでもペトルーチオがケイトのことを

"食べちゃいたいぐらいかわいい!"

みたいに形容するセリフがあるので(第二幕第一場)、
そのケイトが冷蔵庫に入ってると
若干カニバッぽくて妙に生き生きするというか笑。

それにしても冷蔵庫(中にはもちろんケイト)に
キスするペトルーチオも相当あれだけど、
その冷蔵庫の中から手だけ中指立てて
出してくるケイトもなかなか。
(ちなみにこの時冷蔵庫は倒れてて
棺桶状態です。若干笑えるホラー笑。
貞子の井戸でもイメージ近いかも笑)

めちゃくちゃお似合いですね。末永くどうぞ!

(あとケイト役の女優さんの足がえぐいぐらい
綺麗すぎて...谷崎潤一郎じゃないけど踏まれた、
じゃなくて、これも元々のセリフである
"すらっとしてる"とか"ハシバミの枝みたい"
とかいう形容がピッタリでした。ナイスキャスト)


それにしても最初、演出家インタビューから
流れるように本編に入ったので、

"あれ?スライの劇中劇のくだり全カット?"

って思ったんですけど、違う形でありました!

ケイトとペトルーチオがケイトのパブティスタのとこに
向かう時(第四幕第五場)に、何でかわかんないけど
突然観客に向かってペトルーチオが
ほとんど罵倒しだしたんです笑笑笑

"なんか客席のあの辺のご婦人うるさいけど、
俺らの演技に不満でもあんですか、
なんならあなたが演じますか??ああん?
(ケイトに向かって)お前もさっき俺に
言ってたじゃないか、えっと、
「ほんとにうるさいわね、
ハンス(ペトルーチオ役の俳優さんの名前)」
だっけ。そう言ってたじゃないか。
あ、違ったハンスじゃなくて俺今ペトルーチオだわ"

みたいなノリ(うろ覚え)でした。ウケる。

ああなるほど、これで「お芝居ですよ」って
伝えてるのかと思ったら、そこから
流れるように

"お嬢さんor何言ってんだジジイだろ論争"

と原作のくだりに上手いこと戻って、
客席からヴィンゼンショーが出てくるという。
お見事!って感じの面白さでした。すごい。

大体に色々カットされてるけど、
こういう風にちゃんと要素は残ってて、
それで二時間に収めてるんだから最高ですね。
スピード感が凄かった。あと肉弾戦感も。

ケイトを女性が女性として演じるなら
肉弾戦っぽくするのは
よく観る感じだな、と思ってたんですが、
これはとにかく振り切り方が半端じゃない。

三日連続で通って少し疲れたけど、
良い物観られて良かったです。
コロナが落ち着いた辺りにでも
また来日公演お願いします…まじで…。

とりあえずまあ書き終わったかな!?
今週は金土日と国立映画アーカイブに通い詰めてます笑
今日は『風の餌食』を観てきました。
サイレントで二時間弱って初めてかも…。
面白かったけど最後よく分かんなかったのが辛い。
でも明日はグリフィス(ピアノ伴奏つき)なので
楽しみに行ってこようと思います。